リニア中央新幹線の架道橋工事現場で発生した基準を超える鉛を含む掘削土が地盤の上に直接、仮置きされていたことが17日分かり、県は仮置き現場の土壌や周辺河川の水質の調査を行っています。 県によりますと、これは17日にJR東海から報告があったものです。 掘削土の不適切な管理があったのは笛吹市境川町藤垈のリニア中央新幹線の架道橋工事現場内にある仮置き場で、工事を請け負っているJVが2月8日から掘削土を工事ヤード内に仮置きしていました。 環境影響評価手続きでの環境保全計画では、掘削土は「浸透防止シート」か「鋼板」を敷設した上で保管することになっていますが、このJVは地盤の上に直接、仮置きしていたということです。仮置きされた掘削土は約200立方メートルに上ります。 JR東海が掘削土について土壌調査したところ、土壌汚染対策法の基準を0.008mg/L超える0.018mg/Lの鉛が検出されたことが14日に判明。これを受けてJVでは保管方法の改善に着手し、掘削土を「浸透防止シート」か「鋼板」を敷設して保管するための作業を進めているということです。 JR東海からの報告を受けて県は17日、掘削土が仮置きされていた地盤の土壌調査を2地点で、近くの河川の水質調査を3地点で実施。結果が判明次第、速やかに公表するとしています。 また、県ではJR東海に対し、有害物質を含む掘削土の適切な取り扱いを要請するとともに、基準を超える鉛が検出された場合はその土壌の撤去などを求める方針です。
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