湖を眼下に見下ろす山中湖村の明神山で16日、春の訪れを告げる恒例の火入れが行われ、富士のふもとに圧巻の光景が広がりました。 パノラマ台がある明神山の周辺は昔から地元の人たちが大切にしてきた茅場で、毎年4月中旬に草木の芽吹きを促す火入れが行われます。 16日は地元・平野地区の入会組合のメンバーら約200人が枯れ草に一斉に火をつけると、富士山のふもとに広がる約60ヘクタールの草原に真っ赤な炎が勢いよく立ち上りました。 火入れは住民の入会権を守るとともに草原の生態系を維持するために必要なものです。秋になるとススキが風に揺れる風景が楽しめるのも火入れのおかげです。 平野入会組合 天野盛一郎 組合長 「野焼きをすることによって、新しい緑の葉が芽吹いてきます。緑の山と富士山と湖、この3つの調和を観光客のみなさんにも楽しんでいただきたい」 5月には焼け跡から山菜や野草が芽吹き、一帯はまもなく新緑に染まるということです。
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