1月19日(土)午前11:55放送
第450回
『 冬に出会う植物 』
冬の山麓は出会いの宝庫です。
本格的な冬を迎えた山麓では湖の結氷が始まりました。
凍っては溶けを繰り返し、モザイクのアートが氷上に作り出されていきます。毎日少しずつその厚みを増しながら。
寒さの厳しい山麓の森に足を踏み入れると様々な発見があります。
静寂に包まれた冬山で聞こえてくるのは、北風に吹かれた葉の音。
一見何もないように見える冬のブナ林。足元ではオニシバリの幼木が春を待っていました。
こちらは紙の原料として使われるミツマタ。柔らかい毛で守られたツボミが開花を待ちわびているようです。
葉が落ちて見通しのよくなった木の幹には絶滅危惧種のスギランの姿。
冬のブナ林は貴重な出会いに満ちています。
ぜひ、ご覧ください。