今月は、観光と富士山をテーマにお送りします。今回は、去年10月から出荷が始まった山梨県のブランド魚、「富士の介」について山梨県水産技術センターの三浦正之さんに伺います。
小松アナ:富士の介はどんな魚なんでしょう?
三浦さん:サケやマスの仲間でで最高級とされるキングサーモンと山梨県で養殖生産量が最も多い同じくサケマス類のニジマスを交配しまして、当センターで開発しました山梨県オリジナルの魚です。実はキングサーモンの血を引く魚は全国で唯一でして、キングサーモンの美味しさはもちろん、ニジマスが持つ「餌をよく食べ成長が良いといった養殖に適した性質」を合わせ持っています。
小松アナ:どういった経緯で開発されたのでしょうか?
三浦さん:全国有数の養殖魚の産地である山梨は古くから養殖が盛んで、特に、冷たく、きれいな水を好むサケマス類の養殖に最適で、ニジマスの生産量は全国3位、イワナ、ヤマメなどの生産量は全国2位の産地となっています。水が良いここ山梨で最高の品種を開発すれば、正真正銘のブランド魚が誕生するだろうとずっと思っていました。そこで今から13年前の平成19年、水産技術センター忍野支所において、キングサーモンとニジマスを交配した新たな魚を作るための試験が本格的に始まりました。その後、養殖が国から正式に認められ、平成29年11月には一般公募で「富士の介」という名称も決まり、センターが生産した受精卵を山梨県内の7つの養殖業者さんに提供し、民間養殖場においても飼育が始まりました。去年10月には、甲府市の常磐ホテルで、富士の介初出荷式も開きました。富士の介応援団長である「さかなクン」が記念講演を行いまして、一般参加者も含めた試食会も開催しました。
三浦さん:全国有数の養殖魚の産地である山梨は古くから養殖が盛んで、特に、冷たく、きれいな水を好むサケマス類の養殖に最適で、ニジマスの生産量は全国3位、イワナ、ヤマメなどの生産量は全国2位の産地となっています。水が良いここ山梨で最高の品種を開発すれば、正真正銘のブランド魚が誕生するだろうとずっと思っていました。そこで今から13年前の平成19年、水産技術センター忍野支所において、キングサーモンとニジマスを交配した新たな魚を作るための試験が本格的に始まりました。その後、養殖が国から正式に認められ、平成29年11月には一般公募で「富士の介」という名称も決まり、センターが生産した受精卵を山梨県内の7つの養殖業者さんに提供し、民間養殖場においても飼育が始まりました。去年10月には、甲府市の常磐ホテルで、富士の介初出荷式も開きました。富士の介応援団長である「さかなクン」が記念講演を行いまして、一般参加者も含めた試食会も開催しました。
小松アナ:どんなお味なんでしょう?
三浦さん:富士の介は、きめ細かな身質、ほどよくのった上品な脂、豊かなうま味が特徴で、アスパラギン酸、グルタミン酸などのうま味成分が、ニジマスに比べて約1.6倍もあるんです。くせがなく食べやすいので、ぜひみなさんに食べていただきたいです。県内のホテル、飲食店、鮮魚店で取り扱っていただいております。取り扱い店は、県のホームページに掲載し、順次更新しておりますのでそちらを参考にご覧ください。入荷状況によっては、提供していないこともあるので、ご来店の前には、店舗に確認または予約を入れていただくことをお勧めします。
YBSラジオ『やまなしINDEX』は放送後に当ホームページにてお聞きいただけます。