U・Iターン就職支援の取り組み

10月は「移住・定住」を特集しています。今回は、県が行っている「U・Iターン就職支援」の取り組みについて、労政雇用課の林野早紀さんに伺います。
 
小松アナ:県内の状況について教えてください。
林野さん:今は学生にとって「売り手市場」となっていまして、大手企業志向が強まるなど県内の中小企業にとっては新卒者の確保が大変難しくなっています。実際、平成30年に県内の高校を卒業して大学に進学した学生のうち、およそ65%が県外に進学しています。また、平成30年の本県の人口動態において、県外への転出超過数が2,454人となっており、このうち約8割が、20~24歳の若年層が占めている等、若者の県外流出が大きな課題となっています。
 
小松アナ:県ではどのような取り組みを行っていますか?
林野さん:新卒者や求職者向けに、就職支援総合サイト「やまなし就職応援ナビ」を運営し、フェイスブック、ツイッターで情報を発信しています。こちらでは県内の就職イベント情報や県内企業の魅力を紹介する動画を掲載しています。また「新卒者就職応援企業ナビ」というサイトでは県内約670社の企業情報、採用情報やインターンシップ情報も掲載し、条件に合わせて企業を検索することができます。こういった情報サイトに加え、首都圏の大学との学生U・Iターン就職促進協定を現在43校と締結しています。山梨は県外進学者が多いので大学と連携して県内企業の就職情報を提供してもらったり、学内で行う合同就職説明会などで山梨ブースを出すなど学生のU・Iターン就職に向けた取組を進めています。
 
小松アナ:都内にいるとなかなか山梨の就職情報に触れる機会もありませんから効果が期待できそうですね。
林野さん:さらに県では、新卒者の県内就職と県内企業の人材確保を支援するための合同就職面接会を県内だけでなく都内でも開催しています。来春3月には県内と都内で1回ずつ開催する予定ですが、直近では11月21日(木)の午後1時~4時、ベルクラシック甲府にて開催します。参加は無料で、県内企業およそ70社が参加します。県内の企業には、独自の技で、世界でトップシェアを獲得している企業が数多くあります。ぜひ来春卒業予定の方や、一般求職者の方にご参加いただきたいと思います。
 
詳細については就職支援総合サイト「やまなし就職応援ナビ」をご確認ください。
 
次回は、「山梨県外国人材企業相談センター」です。
 
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