9月は「がん制圧月間」です。今年度のがん制圧スローガンは「がん検診 あなたを守る 新習慣」です。今回は山梨県のがん対策について、県健康増進課がん対策推進担当の小林基夫さんに伺います。
小松アナ:がんの早期発見、早期治療のために重要ながん検診ですが、山梨県の受診状況はどうなんでしょうか?
小林さん:5大がんと言われる、胃、大腸、肺、乳がん、子宮頸がんのうち、子宮頸がん以外の4つのがんで、がん検診受診率は50%を達成し、全国平均を大きく上回っています。しかし、検診で精密検査が必要とされた方の精密検査受診率は全国に比べて低く、がん検診ががんの早期発見につながっていない可能性があります。
小松アナ:精密検査が必要と言われると、ショックを受けてしまう方が多いのかもしれませんね。
小林さん:がん検診で発見されたがんは、7割が早期がんです。早期に発見されたがんは、高い割合で治ります。精密検査が必要と言われたら、早期発見のチャンスです。むやみに怖がらず、必ず精密検査を受けましょう。
小松アナ:県ではがんの予防につながる治療などに助成を行っているそうですが詳しく教えていただけますか?
小林さん:がんの種類によっては、ウイルスや細菌などの感染による影響が強く関連しているものがあります。例えば、ピロリ菌と胃がんとの関係、肝炎ウイルスと肝臓がんとの関係、ヒトパピローマウイルスと子宮頸がんとの関係などが挙げられます。これらの感染症対策は、がん予防にも役立つと考えられています。県では、胃がん予防につながるものとして、20歳から75歳未満の県民が健康保険の適用によるピロリ菌の除菌治療を実施した場合には、自己負担額の一部を助成しています。
小林さん:がんの種類によっては、ウイルスや細菌などの感染による影響が強く関連しているものがあります。例えば、ピロリ菌と胃がんとの関係、肝炎ウイルスと肝臓がんとの関係、ヒトパピローマウイルスと子宮頸がんとの関係などが挙げられます。これらの感染症対策は、がん予防にも役立つと考えられています。県では、胃がん予防につながるものとして、20歳から75歳未満の県民が健康保険の適用によるピロリ菌の除菌治療を実施した場合には、自己負担額の一部を助成しています。
小松アナ:助成を受けるための申請方法等について教えてください。
小林さん:この制度は、令和3年3月に申請の最終締め切りを迎えますので、ピロリ菌の除菌治療をされた方は、ぜひ、この制度を活用していただきたいです。申請用紙は、県庁健康増進課や各保健所・支所でお配りしている他、県のホームページにも掲載しています。また、受診した先でお受け取りいただけるよう、県内で消化器を標榜する医療機関と、各薬局に事前配布していますので、お尋ねいただければと思います。
小松アナ:みなさんもぜひ県のHPをご覧になって「がん検診」の大切さと、県の「がん予防」の取り組みをご確認ください。
次回は、「受動喫煙対策」です。
YBSラジオ『やまなしINDEX』は放送後に当ホームページにてお聞きいただけます。