山梨夏っ子きのこ®

8月は山の日にちなんで「山」にまつわる特集をお送りします。今回は山梨で開発された新品種きのこ、「山梨夏っ子きのこ」について県森林環境部林業振興課の柘植賢二さんに伺います。
 
小松アナ:「山梨夏っ子きのこ」はどんなきのこですか?
柘植さん:「山梨夏っ子きのこ」は、山梨らしい新たな特用林産物として、県森林総合研究所が開発したブランドきのこです。特用林産物とは、森林で生産されるもののうち、木材以外の全てを指します。キノコ類をはじめ、くりなどの樹実類、たらの芽、わさび等の山菜類、木炭類、竹類など多岐にわたり、農山村地域の経済を活性化させる大切な収入源になるんです。「山梨夏っ子きのこ」はクロアワビタケの新品種で、「暑い山梨の夏に、元気に育ったきのこ」をイメージして名付けました。クロアワビタケは、沖縄から台湾にかけて自生するきのこで、ヒラタケやオオヒラタケの仲間です。味はヒラタケによく似ているので、癖もなく何の料理にでも利用できます。一番の特徴は食感で、名前のとおりアワビに似ていて歯ごたえがあります。産地が限られているため、希少性も高く、夏場でも収穫できます。また、普通のきのこよりも日持ちが良いため、冷蔵庫で2週間ほど保存することもできます。県内では2年前から各地で栽培が始まり、山梨市のJAフルーツ直売所や、北杜市白州・山の水農場きのこ専門店、市川三郷町のみたまの湯JA西八代「のっぷい農産物直売所」などおよそ10か所で販売しています。
 
小松アナ:「山梨夏っ子きのこ」をいただけるイベントがあるそうですね? 
柘植さん:8月18日に、山梨市三富の峡東森林組合みとみ直売所において、「特用林産フェア!inみとみ」が開催されます。「山梨夏っ子きのこ」の販売、試食のほか、レシピの配布も行います。
 
小松アナ:山梨夏っ子きのこを試すチャンスです。8月18日(日)午前11:00~午後2:00まで、山梨市三富の峡東森林組合みとみ直売所の「特用林産フェアinみとみ」にお出かけください。
 
柘植さん:県のホームページで、山梨夏っ子きのこの栽培マニュアルや、美味しい調理方法、販売店情報なども公開していますので、是非こちらもご覧ください。
 
次回は、「登山届義務化」です。
 
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