8月は山の日にちなんで「山」にまつわる特集をお送りします。四方を山に囲まれた山梨県は日本でも有数の山岳県です。今回は、「山梨百名山」について、やまなし観光推進機構の遠藤明子さんに、詳しくお話しを伺います。
小松アナ:山梨百名山について教えてください。
遠藤さん:山梨百名山は大きく4つの山系に分かれています。それぞれ簡単に紹介します。すべての山が日帰り可能という比較的身近な山々で、ハイカーに人気が高い「大菩薩・道志山系」。高さが日本第2位の山、北岳がある「南アルプス山系」。日本第一の「富士山」やロッククライミングのメッカ、ハイキングコースとして有名な「三ツ峠山」などがあり、多くの登山者や観光客で賑わう「富士・御坂山系」。そして、今年6月にユネスコエコパークに登録された「甲武信ヶ岳」の周辺エリアを含む「八ヶ岳・秩父山系」があります。
小松アナ:登山の難易度にも差はありますか?
遠藤さん:ここ数年、高齢者や山ガールなどが増え、登山人気はますます高まっていますが、それに伴い、自分のレベルに合わない山に登り遭難してしまう方も増えています。自分の力量にあった山選びをしていただき、山岳遭難事故を防止するため、県と警察、山梨県山岳連盟で、「山梨 山のグレーディング」を作成しています。その表では、縦軸に1~10段階の体力度のグレーディング、横軸にA~Eの5段階の難易度のグレーディングをあらわして、表にしています。楽しく登山していただきたいので、自分の行きたい山を「山梨 山のグレーディング一覧表」から見つけ、難易度を確認して、自分の体力と技術にあっているか確かめて、登ることをお勧めします。山梨百名山を登頂された方に登山証明書を発行しているので、頑張って百名山制覇を目指してください。
小松アナ:登山証明書について詳しくは「やまなし観光推進機構」のHPをご覧ください。高レベルの山でなければ、これからの季節、紅葉を愛でながらトレッキングなんかも楽しめそうですね。山のグレーディング一覧を見て、山梨百名山をお楽しみください。
次回は、「健康増進普及月間」です。
YBSラジオ『やまなしINDEX』は放送後に当ホームページにてお聞きいただけます。