今月は「県民の暮らしに身近な話題」をお届けしています。今回は、「春の全国交通安全運動」について県リニア交通局交通政策課交通安全担当の古谷優子さんにお話をうかがいます。
小松アナ:「春の全国交通安全運動」について教えてください。
古谷さん:5月20日(月)まで、「春の全国交通安全運動」を実施しています。今年度の運動の重点項目は、「子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」「自転車の安全利用の推進」「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」「飲酒運転の根絶」「二輪車の交通事故防止」の5つを設定しています。なかでも飲酒運転の根絶についてですが、山梨県は、全交通事故に占める飲酒運転事故の割合が全国平均を大きく上回っていて、飲酒運転根絶に向けた対策の強化が課題となっています。
小松アナ:飲酒運転根絶のためにどんな運動をされていますか?
古谷さん:わずかな飲酒でも運転能力や判断能力を鈍らせる恐れがあるため、運転するなら酒を飲まない、運転する人には酒を飲ませない、酒を飲んだら運転しない、酒飲み運転を許さないことを徹底するよう呼びかけています。県では、市町村や交通安全関係団体と連携し、飲酒運転根絶のため、居酒屋さんなどの協力を得て、店頭にポップを置いてもらい、飲酒運転根絶に向けた普及啓発活動に取り組んでいます。
小松アナ:先ほどの重点項目のうち、「二輪車の交通事故防止」は山梨県独自のものだそうですね。
古谷さん:年度当初は通学・通勤に不慣れな二輪運転者が増えますし、二輪車の事故は重大な交通事故に発展する可能性が高いため、ヘルメットの着用や決められた速度での運転など交通マナーを守ることを呼びかけています。
小松アナ:具体的な内容を教えてください。
古谷さん:自分の運転を過信せず、スピードは控えめに!胸部プロテクター、ヘルメットを着用しましょう!カーブの手前では、必ず速度を落としましょう!交差点進入時には速度を落とし、危険を予測した運転に努めましょう!そして二輪車の事故で多いのが、自動車に巻き込まれてしまう事故です。そのため自動車の死角に入ってしまわないよう、死角を意識して運転することも大切です。
小松アナ:二輪車を運転しない方も、自動車を運転する際には二輪車に十分気を配った運転を心がけてくださいね。
古谷さん:春の全国交通安全運動、最終日の5月20日(月)は「交通事故死ゼロを目指す日」でもあります。みなさんも今一度、交通安全を心がけていただければと思います。
次回は「自動車税納税」です。
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