児童虐待防止

今回のINDEX : 『 児童虐待防止 』
 
 
山梨放送アナウンサーの加藤響子です。
 
山梨県がお送りする『やまなしINDEX』です。
 
今回のINDEXは『 児童虐待防止 』です。
 
今月は児童虐待防止推進月間です。
 
児童虐待の現状や、児童虐待防止を推進する取組みについて、山梨県子育て支援課課長補佐の丸山正さんにお話しを伺います。
 
◇ ◆ ◇
 
加藤アナ : 丸山さん、宜しくお願い致します。
 
丸山さん : 宜しくお願い致します。
 
加藤アナ : 丸山さん、「児童虐待」にはどのようなものがあるのでしょうか?
 
丸山さん : 児童虐待とは親や親に代わり養育する方が子ども(18歳未満)の心や身体を傷つけ、健やかな発育や発達に悪い影響を与え、時には、子どもの「いのち」さえ奪うことのある重大な権利侵害のことです。
 
 児童虐待は、殴るなどの身体的虐待、食事を与えないネグレクト、傷つける暴言や無視などの心理的虐待、ポルノグラフィの被写体にするといった性的虐待の4つの行為に分けられます。
 
 また、児童虐待は、このような行為が複合的に継続して行われる特徴があります。
 
加藤アナ : 耳をふさぎたくなるような言葉ですね。
 
 よく言われる「しつけと虐待の境界線」はどこにあるのでしょうか?
 
丸山さん : 「しつけ」とは、子どもが自立できるように、生活習慣を身につけさせる行為です。
 
 よく、しつけのために殴ったなどと聞きますが、「しつけ」のつもりであっても、子どもの健全な成長に悪影響を及ぼすものであれば、「しつけ」ではなく「虐待」となります。
 
加藤アナ : 山梨県での児童虐待の相談件数や状況はどうなっていますか?
 
丸山さん : 平成28年度は、市町村と県の児童相談所が対応した相談件数は1,538件で、過去最高となりました。
 
 傾向としては、子どもの目の前で配偶者に暴力を振るう、通称「面前DV」と言われるもので、心理的虐待を受けた子どもを、警察が児童相談所に通告するケースが急増しています。
 
 また、虐待される子どもの約8割が小学生以下の児童で両親から虐待を受けるケースも増加しています。
 
加藤アナ : 児童虐待防止のために県ではどのような取り組みをしていますか?
 
丸山さん : 多くの方に児童虐待を理解していただくことが重要です。
 
 このため、県では11月の児童虐待防止推進月間中、虐待防止に関するテレビCMを放映します。
 
 また、児童相談所全国共通ダイヤルが、平成27年度から3桁の番号『189(いちはやく)』になりました。
 
 189番にかけるとお近くの児童相談所につながります。皆さんのまわりで虐待を見かけた時、虐待かどうか判断に迷った時も、迷わずに先ずは相談(通告)するようぜひご協力をお願いします。
 
加藤アナ : 未来ある子ども達を守るのは私たち大人の責任です。
 
 「児童虐待かもしれない」と思ったら迷わずにぜひ全国共通ダイヤル『189(いちはやく)』にご連絡をお願いします。
 
 山梨県子育て支援課課長補佐の丸山正さんでした。丸山さん、ありがとうございました。
 
丸山さん : 児童虐待は、どこの家庭にも起こりえる身近な問題です。
 
 子育てに悩む方は一人で抱え込まず、市町村などの支援窓口にぜひ相談してください。
 
 ありがとうございました。
 
◇ ◆ ◇
 
今回は『 児童虐待防止 』をご紹介しました。
 
次回は『 うつくしい県土づくり 』です。
 
山梨県がお送りしました「やまなしINDEX」。お相手は加藤響子でした!!それではとても良い週末を!!
 
 
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YBSラジオ『やまなしINDEX』は放送後に当ホームページにてお聞きいただけます。
 
是非お楽しみください。