■今回のINDEX : 『 土砂災害防止月間 』
山梨放送アナウンサーの加藤響子です。山梨県がお送りする『やまなしINDEX』です。
今回のINDEXは『 土砂災害防止月間 』です。
先週、山梨県も梅雨入りして雨の多い季節となりました。
毎年6月は「土砂災害防止月間」です。土砂災害の防止と被害の軽減を目的に様々な活動が行われています。
そこで今回は山梨県砂防課の田中淳さんにお話しを伺います。
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加藤アナ : 田中さん、宜しくお願い致します。
田中さん : 宜しくお願い致します。
加藤アナ : 県内で発生する土砂災害の危険性について教えていただけますか?
田中さん : 山梨県は面積の86%を山地が占めるほどの急峻な地形で、断層などの影響によって崩れやすい地質が、各地に分布しています。
過去には、昭和34年の旧武川村(現在の北杜市)や昭和41年の旧足和田村(現在の富士河口湖町)で発生した土砂災害により、多くの人が犠牲になりました。
また、県内には土砂災害が発生した場合、人の生命または身体に危害が生じる恐れのある土砂災害警戒区域(いわゆるイエローゾーン)が7,091箇所、そして、その内、建物に損傷が生じ、人の生命または身体に著しい危害が生ずる恐れのある土砂災害特別警戒区域 (いわゆるレッドゾーン)が6,027箇所もあるため、特に注意が必要です。
加藤アナ : 土砂災害の防止の対策としてはどのようなものがあるのでしょうか?
田中さん : 県では避難することが困難な高齢者などが利用する福祉施設、災害時の避難場所など、優先順位が高い箇所から、砂防えん堤や崖崩れを防止する施設などの整備を進めています。
加藤アナ : それでも、危険な箇所全てに対策を取る事は難しいのではないのでしょうか?
田中さん : はい。これらの整備については、時間と予算がかかり、全ての箇所を整備することは困難です。
そこで、土砂災害の危険性がある箇所の公表や、避難のための情報の提供、ハザードマップの作成及び提供など避難体制の充実強化を行っています。
土砂災害から命を守るには「日頃の備え」と「早めの避難」が重要です。
皆さんが土砂災害の前兆現象を知っておくことや、避難場所、避難経路を家族で確認すること、気象情報をこまめに確認することなど、早めの避難に繋がります。
「自分だけは大丈夫」と過信せず、いざという時のために準備をお願いします。
加藤アナ : 土砂災害の対策は「日頃の備え」と「早めの避難」が大事なんですね。私も気を付けたいと思います。
土砂災害に関する詳しい情報は山梨県砂防課のホームページでご確認いただけます。
今回は、山梨県砂防課の田中淳さんにお話しを伺いました。田中さん、ありがとうございました。
田中さん : ありがとうございました。
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今回は『 土砂災害防止月間 』をご紹介しました。
次回は『 富士山世界遺産センター 』(予定)です。
山梨県がお送りした「やまなしINDEX」。お相手は加藤響子でした!!それではとても良い週末を!!
YBSラジオ『やまなしINDEX』は放送後に当ホームページにてお聞きいただけます。
是非お楽しみください。