■今回のINDEX : 『 甘い話 』
山梨放送アナウンサーの加藤響子です。山梨県がお送りする『やまなしINDEX』です。
今回の「やまなしINDEX」は「甘い話」についてお送りします。生活が変わる人も多いこの季節は、甘い話からの消費者トラブルや詐欺に特に気をつけなければなりません。
そこで今回は悪徳商法の手口や対処方法などについて県民生活センターの深澤恵子さんに伺います。
◇ ◆ ◇
加藤アナ : 深澤さん、宜しくお願い致します。
深澤さん : 宜しくお願い致します。
加藤アナ : つい興味をそそられてしまいそうな「甘い話」というのはどういうものでしょうか。
深澤さん : 例えば「いいバイトがあるよ」と、友人に携帯電話の在庫処理をするバイトがあると誘われ、携帯電話を何台か契約して渡しました。
バイト料も入り簡単なバイトだったと思っていたところ、友人とは連絡が取れなくなり、販売店からは高額な請求書が届いた。
という相談がありました。
加藤アナ : どうしたらよいのでしょうか。
深澤さん : 先ず携帯電話を他人に譲渡することは、「携帯電話不正利用防止法」に違反することになり、罪になります。
早急に携帯電話回線を解約し、携帯電話を契約した経緯について警察に相談する必要があります。
また、携帯電話の支払い義務は名義人が負うことになっていますので、端末代等を支払わなければなりません。何十万円という請求を受けることもあるので、このような甘い話には絶対にのってはいけません。
加藤アナ : その他、どんなトラブルが多いのでしょうか。
深澤さん : やはりインターネットに関係するトラブルですね。
特に最近はスマートフォンの普及で小学生から高齢者までネットを活用するようになり、新たなタイプのトラブルが増加しています。
ソーシャルゲームで「無料」だと思っていたら、何万円も課金されていたとか、依然として「架空請求」「ワンクリック請求」の被害も大変多いです。
また、最近ではパソコンの画面にいきなりウィルス感染の警告音と警告画面がでて、「障害解決のためにはこちらへ」と電話するように記載があり、「警告画面が消えない。今後どうしたらよいか。」という相談もあります。
これはセキュリティーソフトの契約を勧める手口ですので、記載の電話番号には連絡せず、ウィルス感染については「情報処理推進機構」に相談してください。
大切なのは、相手に絶対に連絡を取らないことです。
慌てて連絡を取り契約をして、支払いのためにカード番号を伝えてしまったという相談もありますが、相手は海外の事業者であることも多く、支払ったお金は戻ってきません。
加藤アナ : 自分で判断せず、先ずは相談することが大事なのですね。
深澤さん : はい。県民生活センターは専門の相談員が秘密厳守でしっかり対応しますので、安心して御相談ください。
消費者相談は電話番号「 055-235-8455 」です。
加藤アナ : 皆さん、「甘い話」にはくれぐれもご用心ください。
今回は県民生活センターの深澤恵子さんにお話しを伺いました。
深澤さん、ありがとうございました。
深澤さん : ありがとうございました。
困ったときは、県民生活センターへ宜しくお願い致します。
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今回は「甘い話」をご紹介しました。
山梨県がお送りした「やまなしINDEX」。お相手は加藤響子でした!! それではとても良い週末を!!
YBSラジオ『やまなしINDEX』は放送後に当ホームページにてお聞きいただけます。
是非お楽しみください。