■今回のINDEX : 『 十日市祭典 』
山梨放送アナウンサーの加藤響子です。山梨県がお送りする『やまなしINDEX』です。
今回の「やまなしINDEX」は「十日市祭典」についてお送りします。
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加藤アナ : 2月10日(金)11日(土)の2日間にわたり開かれる「十日市」。
甲府盆地に春を呼ぶお祭りとしても知られ、「ないものは猫のたまごと馬の角」と言われるほど、とても品揃えの豊富な市として知られています。
当日は、県道韮崎南アルプス中央線上の1.1kmの間に、杵や臼などの木工製品やだるまなどの縁起物が販売されるほか、多くの露店も軒を連ね、2日間でなんとおよそ10万人の人出が見込まれています。
そこで今回は、十日市に向けて準備の佳境を迎えている「甲州十日市だるま」の制作の様子をお伝えするため、南アルプス市加賀美の若草瓦会館にやってきました。
こちらでは、赤、ゴールド、白といった様々な色、そして様々な大きさの「だるま」が沢山並んでいます。
現在、甲州十日市だるまの制作真っ只中の若草瓦会館、永利郁乃さんにお話しを伺います。
永利さん、宜しくお願い致します。
永利さん : 宜しくお願い致します。
加藤アナ : 永利さんはこの若草瓦会館の館長で、鬼瓦を作る職人「鬼師」でもあります。
さて永利さん、現在制作中の甲州十日市だるまについて教えてください。
永利さん : 十日市祭典の新名物として開発・制作した開運『福だるま』です。
顔のまゆは「鶴」、ひげは「亀」などを表現し、縁起の良い、気品ある顔立ちに仕上がっているのが特徴です。
また、「七転八起」を縁起をかつぎ、頭部に7本、腹部に8本の金線を描いております。
さらに背中に『甲州十日市』というロゴが一つ一つに入っているのが特徴です。
加藤アナ : 確かに、金色の線は印象的ですね。
なぜ新名物として開発されたんですか?
永利さん : かつて「甲州だるま」は木工品とならび、十日市の名物でしたが、作り手さんも徐々に減少してしまいました。
そこで、「十日市に再び名物のだるまを出そう!」と有志の皆さんによって独自で「甲州十日市だるま」を制作し始めました。
制作する皆さんは、それぞれの得意分野で「甲州十日市だるま」を制作しています。私は「顔書き」を担当しています。
例えば書道が得意ということで文字入れを担当する方。
学生時代に油絵を学んでおり、顔やデザインを担当する方。
下地づくりを担当される主婦の方などなど。
地域への思いが、表情豊かな「甲州十日市だるま」を生み出しているのです。
加藤アナ : その地域への思いの詰まった「甲州十日市だるま」も並ぶ「十日市祭典」は来週の2月10日(金)11日(土)に開かれます。
場所は旧消防署から甲西バイパス十日市場交差点西までの県道、JAこま野三恵共選所、若草瓦会館などです。
皆さん、ぜひおでかけください。
永利さん、ありがとうございました。
永利さん : ありがとうございました。
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今回は「十日市祭典」をご紹介しました。次回の特集は「胸きゅんな出会い」です。
山梨県がお送りした「やまなしINDEX」。お相手は加藤響子でした!! それではとても良い週末を!!
YBSラジオ『やまなしINDEX』は放送後に当ホームページにてお聞きいただけます。
是非お楽しみください。