■今回のINDEX : 『 芸術の秋 』
山梨放送アナウンサーの加藤響子です。山梨県がお送りする『やまなしINDEX』です。
今回の「やまなしINDEX」は「芸術の秋」です。
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今回は芸術の秋という事で、お勧めしたいのが甲府市貢川にあります「芸術の森公園」です。
こちらには、山梨県立美術館や山梨県立文学館があり、随所に彫刻が配置されています。
さらにバラ園や日本庭園などが観られるほか、これからの時期、イチョウやカエデが鮮やかに色づきます。
◆山梨県立美術館
そこで、やはり芸術といえば山梨県立美術館ですよね。
山梨県立美術館の開館は1978年。最初のコレクションであるミレーの『 種をまく人 』をはじめ、ミレーを中心としてバルビゾン派の作家、ヨーロッパの主要な風景画家の優れた作品を収集し、「ミレーの美術館」として広く親しまれています。
また、県内外の優れた近現代作家の作品の収集に力を注ぎ、所蔵品の総点数は現在、約1万点にも及びます。
そんな山梨県立美術館では現在、特別展『 煌めく名作たち 』を開催中です。
国内有数の近現代美術を所蔵する京都国立近代美術館と東京国立近代美術館から、近代の日本画と洋画、近現代の工芸を代表する作家69名による選りすぐりの作品約80点を展示しています。
この特別展は10月10日(月・祝)までですので、今週末、是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。
◆山梨県立文学館
続いて山梨県立文学館です。
1989年に開館した山梨県立文学館。
日本の文学史に業績を残した樋口一葉や芥川龍之介、飯田蛇笏等の資料を収集・保存し、展示・公開を行っています。
こちらでは現在、企画展『 北杜夫展 ユーモアがあるのは人間だけです 』を開催中です。
幼少期の記憶や繊細をみずみずしく描いた『 幽霊 』、東京の精神病院を舞台に個性豊かな登場人物が織りなす長篇小説『 楡家の人びと 』、自らの体験を軽妙に語る『 どくとるマンボウ 』シリーズなどなど。
多彩な作品で多くの読者に愛された北杜夫(きたもりお 1927~2011)。歌人・齋藤茂吉の次男に生まれ、精神科医をつとめながら作家としてのスタートを切ったその生涯は起伏に富み、私生活の様々な側面が話題を呼びました。
今回の企画展では、清新な詩情とユーモアをたたえた作品によって現代文学に独自の足跡をのこした北杜夫の魅力を、若き日の山梨との関わりにふれつつ、原稿、書簡、書画など約150点の資料で紹介しています。
こちらの企画展は11月23日(水・祝)までとなっています。
今週末は山梨県立美術館、そして山梨県立文学館で芸術の秋を満喫してみてはいかがでしょうか。
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今回は「芸術の秋」をご紹介しました。次回のINDEXは「大規模自然災害への備え」です。
山梨県がお送りした「やまなしINDEX」。お相手は加藤響子でした!! それでは良い週末をお過ごしください!!
YBSラジオ『やまなしINDEX』は放送後に当ホームページにてお聞きいただけます。
是非お楽しみください。