■今回のINDEX : 『 八ヶ岳南麓の湧水 』
山梨放送アナウンサーの加藤響子です。山梨県がお送りする『やまなしINDEX』です。
今回の『やまなしINDEX』は「八ヶ岳南麓の湧水」です。
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加藤アナ : 毎日暑い日が続いていますね。こんな日はマイナスイオンたっぷりの水辺で涼むのはいかがでしょうか。ということで、私は今回は涼を求めて北杜市にやってきました。
ところで、皆さんは、山梨県が名水の産地だってご存知でしたでしょうか。山梨県には、環境省が選定する「名水百選」と「平成の名水百選」が7箇所もあるのです。
そんなわけで、先ずは北杜市長坂町にあります、「名水百選」に選ばれている八ヶ岳南麓高原湧水群の「三分一湧水」にやってきました。
今回は、頼もしいゲストの方にお越しいただきました。八ヶ岳南麓の湧水に詳しい山本茂弘さんです。山本さん、宜しくお願い致します。
山本さん : はい、こんにちは。
加藤アナ : 山本さんは北杜市小淵沢町にお住まいで、八ヶ岳南麓にある120箇所の湧水を巡り、水温や湧出量、歴史などを独自に調査して纏め上げた方なのです。
また、湧水講座の講師をお務めになるなど、水資源の重要性を伝える活動も行っていらっしゃいます。
山本さん、「三分一湧水」とは、どのような湧水なんですか?
山本さん : 一日8,500立方メートルを誇り、下流域の灌がい用水として利用されています。
水争いの仲裁として、江戸時代前期に既に湧水点下流に三角柱が立てられて、下流三区域へ平等に水が配分されるよう工夫が凝らされていたと言われています。
加藤アナ : なるほど非常に歴史がある湧水なのですね。
では、ちょっと湧水のお水に触れてみますね。
(触れてみて)おお、結構冷んやりしてますね!! 冷たい!! これは長い時間手を入れていられないくらい冷たいですね!!
山本さん : 先ほど、水温を測りましたら、水温は8℃でした。
加藤アナ : 続いて、北杜市大泉町西井出にあります滝の目の前にやってきました。
山本さん : この滝は「吐竜の滝」と呼ばれています。竜が滝水を吐き出すように勢いの良い様を言い得て命名したのでしょうかね。
滝水は正面の約15mの岩崖から湧き出しています。
加藤アナ : 川ではなくて、湧き水の滝なのですね。
山本さん : そうですね、地下水です。
加藤アナ : いろいろな所から水が噴き出して、下に流れてゆく様、本当に美しいですね。湧水とは思えないくらいの迫力と、自然の力を感じます。
山本さん : 私の母親から聞いた話なのですが、「親の恩は返せても水の恩は返せない」。湧水と社会の関わりを再認識してその恩恵の偉大さに感謝するばかりです。
加藤アナ : あらためて私たちも、こういった水に感謝しなければいけない気持ちになりますね。
皆さんも、涼を求めて八ヶ岳南麓の湧水を訪れてみてはいかがでしょうか。気持ちがリフレッシュ出来ますよ。
今回は山本茂弘さんにお話しを伺いました。山本さん、ありがとうございました。
山本さん : ありがとうございました。
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今回は「八ヶ岳南麓の湧水」をご紹介しました。次回のINDEXは「7月の県政トピックス」です。
山梨県がお送りした「やまなしINDEX」。お相手は加藤響子でした!!それでは良い週末をお過ごしください!!
YBSラジオ『やまなしINDEX』は放送後に当ホームページにてお聞きいただけます。
是非お楽しみください。