■今回のINDEX : 『 電話詐欺 』
山梨放送アナウンサーの加藤響子です。
山梨県がお送りする『やまなしINDEX』です。
今回は『電話詐欺』です。
なんと山梨県内の被害が3年連続で2億円を超えたとのことで非常に深刻な状況にあります。
そこで「電話詐欺」の手口の紹介や注意点をご紹介します。
お話を伺うのは県警生活安全部の藤本さんです。
◇ ◆ ◇
加藤アナ : 藤本さん、宜しくお願いします。
藤本さん : 宜しくお願いします。
加藤アナ : 電話詐欺には、どのような手口が多いのですか?
藤本さん : 代表的なものは「オレオレ詐欺」と「還付金詐欺」が多く、この二つで被害の全体の8割を占めています。
先ず、オレオレ詐欺の騙しの口実ですが、息子や孫などになりすまし、「喉にシコリが出来た。ガンかもしれない。」「携帯電話を落とした。」「財布の入ったカバンを無くした。」と言ってきます。その後、警察官、弁護士、会社の上司といった者から電話がかかってきて騙されてしまっているのが現実です。
最近では女性の声で「マンションを購入したけどお金が払えない」といった騙しの手口も確認されています。
息子さんやお孫さんの本当の名前を名乗ったり、たまたま声が似ていることもあるので、電話で急にお金の話が出たら詐欺を疑ってください。自宅の固定電話に出る際は、自宅の玄関を開ける時のような感覚で用心して対応していただきたいです。
また、もう一つ注意していただきたい手口は還付金詐欺です。この手口は、スーパーやホームセンターの敷地内に設置してあるATMに行くよう誘導されます。詐欺グループは、市役所等の公的機関の職員になりすまして医療費や保険料が還付されるなどと言ってきますが、ATMで還付金は受け取れません。女性の声で騙してくるものや、始めに音声ガイダンスが流れるものもありますので、注意してください。
加藤アナ : そのような電話がかかってきたら、先ずは「おかしいかもしれない」と疑うことが重要なんですね。
藤本さん : その通りです。電話詐欺は、そのほとんどが自宅の固定電話から始まります。詐欺集団は高齢者の方をターゲットにして、ほぼ毎日山梨県内に電話をかけてきています。
この対策として、先ずは番号通知サービスを利用することをお願いします。その理由はかかってきた電話を確認し、知らない番号なら出ないことや詐欺ではないかと疑いながら出ることができるからです。
もし、自宅の電話が番号通知サービスを受けられる電話機でなければ、おじいちゃん、おばあちゃんの大切な財産を守るためにも、新たに購入されることをお勧めします。
また最近は「非通知」で騙しの電話をかけてくるケースが多く確認されていますので、非通知を着信拒否にする設定についても、併せてしていただきたいです。
最後になりますが、お金の話や儲け話など、不審な電話を受けてしまったら、その情報は直ぐに110番通報してください。皆様の勇気が山梨から電話詐欺を撲滅するからです。
加藤アナ : 私たちに出来る対策をして電話詐欺の被害を少しでも減らしていきたいですよね。今日は電話詐欺について県警生活安全部の藤本さんにお話を伺いました。ありがとうございました。
藤本さん : ありがとうございました。
今回は「電話詐欺」をご紹介しました。来週のINDEXは「今月の県政トピックス」です。山梨県がお送りした「やまなしINDEX」。お相手は加藤響子でした!!それでは良い週末を。
YBSラジオ『やまなしINDEX』は放送後に当ホームページにてお聞きいただけます。
是非お楽しみください。