富士山-信仰と芸術-

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10月のやまなしINDEXは、芸術の秋特集をお送りしています。
県の文化施設で行われている企画展・特別展を紹介します。
 
今回は、山梨県立博物館企画展「世界遺産登録記念・開館10周年記念特別展 富士山―信仰と芸術―」をご紹介します。
 
県立博物館の学芸員、近藤暁子さんにお話を伺います。
近藤さんよろしくお願いします。
 
近藤さん:宜しくお願いします。
 
加藤:富士山の信仰と芸術ということなんですが、どのような企画展でしょうか?
 
近藤さん:富士山は、とても美しい姿と古代から噴火を繰り返してきた荒ぶる姿の両方併せ持つことから、長らく信仰の対象とされてきたんですけれども、さらには芸術作品を生み出す創作の源としても常に人々の憧れを集めてきたといえます。そういった側面をご紹介する展覧会です。
 
加藤:確かに富士山はいろいろな顔を持ってますけれど、なんだか神聖な気持ちになりますし、富士山を題材にした芸術作品も多いですよね。
 
近藤さん:そうですね。富士山は平成25年6月に世界文化遺産に登録されまして、その重要性が日本のみならず世界的に認められるところとなったわけですが、そこでこのたび、富士山に関する文化財を一堂に集めた展覧会を、富士山にゆかり深い、山梨・静岡両県が手を携えて開催する運びとなった次第です。 
特に今回は、富士山の多様な文化の関わりのなかでも、富士山信仰・富士信仰を中心として、信仰を元にして生み出された芸術品の数々についてもご覧いただくといった企画で考えております。
 
加藤:見どころたくさんあるんですね。中でも近藤さんがぜひ見てほしいというところはありますか。
 
近藤さん:富士山の信仰の絵画として大変著名な富士山本宮浅間大社さんがお持ちの富士参詣曼荼羅図、あるいは山梨県南アルプス市にあります江原浅間神社でご所蔵のご神像なんですけれども浅間神像、なかなか見る機会のないものなのでぜひ会場でご覧になっていただきたいと思います。残念ながら展示の期間というのがございまして、11月の下旬・21日までの展示となるんですが、他のものも前半後半と分けて見どころがそれぞれございますのでお越しいただきたいと思っております。
 
世界遺産登録記念・開館10周年記念特別展 富士山―信仰と芸術―は11月30日(月)までとなっています。休館日は毎週火曜日ですが11月3日は開館、翌4日(水)がお休みとなります。開館時間は午前9:00~午後5:00までです。富士山が世界遺産に登録されたこの機会に改めて作品に触れてみるのもいいかもしれませんね。近藤さん、今日はありがとうございました。
 
近藤さん:ありがとうございました。
 





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