今回のインデックスは…ピカソ展
10月のやまなしINDEXは、芸術の秋特集をお送りしています。
県の文化施設で行われている企画展・特別展を紹介します。
今回は、山梨県立美術館特別展「ルートヴィヒ・コレクション ピカソ展」をご紹介します。
今日はこのピカソ展について県立美術館の学芸員、森川もなみさんにお話しを伺います。
森川さんよろしくお願いします。
森川さん:こんにちは。よろしくお願いいたします。
加藤:ピカソ展の内容を教えて下さい。
森川さん:20世紀を代表する芸術家の一人であるパブロ・ピカソの作品や写真を紹介する展覧会です。ピカソの魅力を様々な角度から楽しんでいただくために絵画だけではなく、版画や彫刻や陶芸作品なども展示しています。作品と写真はたくさんのピカソ作品を収蔵しているドイツのルートヴィヒ美術館から主にお借りしています。
加藤:絵だけではなく彫刻や陶器も作っていたんですね?
森川さん:そうなんです。絵画、版画、彫刻、陶器のほかにもバレエの舞台美術や衣装なども手掛けています。生涯のうちに数万点にものぼる作品を制作しました。今回の展覧会は、ピカソがジャンルを越えていろいろな挑戦を行ったことを知っていただける内容にもなっています。
加藤:森川さんのオススメ、見どころは何ですか?
森川さん:2つほどお勧めしたいんですけど、1点目は、「手を組んだアルルカン」という絵画作品が展示してございまして、ルートヴィヒ美術館の所蔵品の中でも大変貴重な作品となっています。アルルカンといいますのは、演劇に登場する道化役者のことなのですが、ピカソはピエロやアルルカンなど道化を描いた作品を数多く制作していまして、この作品はその中の代表作の中のうちの一点となっています。
加藤:有名な作品なんですよね。そしてもう一つはなんでしょうか?
森川さん:展示室の最後には、ピカソを撮影した肖像写真が展示してございます。写真家と一緒に面白い写真となるようにピカソが楽しみながら工夫している様子がわかり、ピカソのことをもっと身近に感じられると思います。
加藤:ピカソの写真も楽しめるんですね。企画展はいつまでですか?
森川さん:ルートヴィヒ・コレクション ピカソ展は今月25日まで開催しています。
加藤:山梨県立美術館で開催中のピカソ展、今月25日までということです。
開館時間は午前9:00~午後5:00まで。休館日は月曜日です。
皆さんもピカソの多才ぶりを知っていただける企画展となっていますから、ぜひお出かけください。森川さん、今日はありがとうございました。
森川さん:どうもありがとうございました。
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是非お楽しみ下さい。