今回のインデックスは…がん征圧月間
9月は健康増進普及月間です。
今月のやまなしINDEXは「健康」をテーマにお送りします。
1回目の今日は、「がん征圧月間」についてお知らせします。
日本対がん協会では、毎年9月を「がん征圧月間」と定め、がんと、その予防についての正しい知識の徹底と早期発見・早期治療の普及に全国の組織をあげて取り組んでいます。
今日は山梨県のがん対策について、健康増進課の内田裕之さんにお話しを伺います。内田さんよろしくお願いします。
内田さん:よろしくお願い致します。
加藤:今山梨にはがんに罹る方はどれくらいいるのでしょうか?
内田さん:山梨県で平成23年度にがんに罹った人は5,658人です。
総死亡者数9,358人のうち、がんによる死亡者は2,541人で、割合は27.2%と、全体の約3分の1を占めています。
がんは昭和58年以降、死因の第1位となっています。
加藤:県では何かがんに対する対策を行っていますか?
内田さん:平成25年3月に策定した第二次の「山梨県がん対策推進計画」では、がん対策を実効あるものとして、より一層推進していくために、3つの全体目標を掲げています。一つ目は、がんによる死亡者の減少、二つ目は、全てのがん患者とその家族の苦痛の軽減と療養生活の質の維持向上、そして三つ目は、がんになっても安心して暮らせる社会の構築です。
この計画のもとがん検診の重要性やがんについて正しく理解していただくため、がんについての最新情報などを提供する、県民公開シンポジウムの開催や、若い世代の親御さんたちにがん検診を受診してもらえるよう、保育園児などによる「子から親へのメッセージ事業」、甲府駅前やヴァンフォーレ甲府の試合会場などでのキャンペーンなどを実施しています。
加藤:様々な場所でこういった取り組みが行われているわけですが、特に、がんに対して重要な対策はなんでしょうか。
内田さん:がんを早期に発見し、早期治療に結びつけられる「がん検診」の受診率を上げることが重要であると考えています。「がん検診」は、問診と、大腸がんでいえば便検査、胃がん健診であればX線検査、乳がん検診はマンモグラフィ検査などと、時間もかからない簡単な検査です。「がん検診」の日程などは、お住まいの市町村役場へ、お問い合わせください。
加藤:手軽に受けられるということですので早めの受診、発見で早めに治療に取り掛かることが大切なんですね。
そして近々、がんを知るためのセミナーも開かれます。県立中央病院では、がんに関する講演をはじめ相談も行っています。日時は9月12日の土曜日です。
がんセミナーについてのお問い合わせは山梨県立中央病院 055-253-7111までお願いします。
今日は健康増進課の内田裕之さんにお話しを伺いました。内田さんありがとうございました。
内田さん:ありがとうございました。
「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい。