椹池

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7月は県内各地の湖沼を紹介しています。
今回は、韮崎市にある「椹池」です。

韮崎市と南アルプス市との境界にある標高約1,731mの甘利山へ登る途中の標高1,240m地点にある神秘的な雰囲気が漂う楕円形の池。
それが椹池です。

静かな水面には、イモリ、トンボ、ドジョウなど水辺の生き物が見られ、初夏から賑やかなカエルの声が響きわたります。

また、クリ、クロモジ、様々なカエデ、サワギキョウなど甘利山山頂とは一味違う動植物がここには点在し、訪れる人を楽しませてくれます。

そしてこの池にはこんな伝説があるんです。
昔、塩川の藤井平の老婆が、頭に角が生えているのを恥じて家出をしました。
七里岩を横断して、釜無川に渡り、鷹ノ田に隠れ、甘利山に分け入り、さわら池に入水しました。
するとその老婆は大蛇に化け、池の主となったといいます。

ある時、甘利郷の領主の子供たちが、池に引き込まれて行方不明になってしまいました。
腹を立てた領主は、椹の木を切って池を埋めたので大蛇は赤牛に化けて大笹池に身を隠しました。
しかしこの池も追われて能蔵池に逃れたのち、以来その消息を絶ったといいます。

これが甘利山さわら池伝説です。椹の木で埋めたことから椹池と呼ばれるようになったのですね。

今ではこの椹池の周囲を巡るコースが設置され、南甘利山ハイキングコースの起点ともなっています。

ぜひ、お出かけになってみてはいかがでしょうか。

さて、ここで甘利山を舞台に行われるイベントをご紹介します。
8月9日に開催される「戦国ヒルクライムin韮崎・甘利山」です!
ヒルクライムは、山地や丘陵など、自然の地形を活かした登坂コースでタイムを競う自転車競技です。
韮崎・甘利山大会は、最長コース距離11.7㎞、標高差1,146m、平均勾配9.6%を誇り、屈指のコースとの評価を得ているんですよ。

大迫力のヒルクライムを間近で見られるチャンスです。
戦国ヒルクライムin韮崎・甘利山にもご注目下さいね!





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「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。



是非お楽しみ下さい。