大菩薩湖

今回のインデックスは…大菩薩湖



 

7月は県内各地の湖沼を紹介しています。
2回目の今日は、甲州市にある「大菩薩湖」です。

「大菩薩湖」は、富士川水系日川に建設された東京電力の発電用ダムである「上日川ダム」のダム湖です。

上日川ダムは、峠を隔てた大月市にある葛野川発電所の上部ダムとして造られました。

高さ87メートルのロックフィルダムで日本国内のダムとしては3番目に高い標高にあります。

そして下部ダムである葛野川ダムとの間で水を往来させて、最大80万キロワットを発電します。

この上日川ダム・大菩薩湖を中心としてカラマツの人工林、ウラジロモミ、コメツガ、ダケカンバ、ブナなどの天然林が広がる大菩薩の森があります。
この森は甲州市の東部に位置し、日川の源流部に広がる県有林です。

「大菩薩」という名前の由来は、甲斐源氏の祖とされる新羅三郎義光が、奥州遠征のおりに「南無八幡大菩薩」を唱えたことから、その名が付いたと伝えられています。

大菩薩の森には大菩薩自然観察歩道が設けられています。
障害者の方でも利用可能な施設として、ユニバーサルデザインの思想に基づいた設計で、長さは約1㎞、幅は1.8mあります。
ベビーカーでのご利用も可能で、子どもからお年寄りまでご家族そろって森林観察、森林浴ができるのも特徴です。
始点から15分程の終点は展望台になっていて、南面に富士山と大菩薩湖、北面に日本百名山の一つ、大菩薩嶺を望むことができます。
また大菩薩嶺周辺は、日帰り可能な緩い勾配の登山道があることから、家族連れや高齢者も利用できるハイキングコースとして大勢の登山者でにぎわっています。
それに合わせて「大菩薩湖」にも年間多くの観光客が訪れているんですよ。

今週末はトレッキング、森林浴も合わせて楽しめる大菩薩湖に是非おでかけください。 





clover clover clover



「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。



是非お楽しみ下さい。