武田の杜

５月はアウトドアが楽しめる県の施設を特集します。
１回目の今日は、「武田の杜」です。

甲府市の北側に広がる武田の杜は、山梨県が整備している森林公園の一つです。昭和48年に設置され、甲府市の北側に広がる森林2,500ヘクタールを区域としています。

区域内には22キロメートルに及ぶ遊歩道が整備されており、甲府市近郊でありながら、静かな森林のなかでの森林浴が楽しめます。

武田の杜の中心施設として、千代田湖の西方に「健康の森」があります。「健康の森」には森林・林業をより多くの方に知っていただくための森林学習展示館や、餌台や水場に集まる様々な野鳥を観察することができる野鳥昆虫観察小屋等が設置され、森の癒し効果が実感できる森林セラピー基地にも認定されているんです。さらに、世界文化遺産の富士山を望むことができ、甲府盆地の見事な眺望や、四季折々の森の風景を見ることができます。

また、鳥獣愛護の普及と啓発をはかることを目的とした山梨県鳥獣センターもあります。

山梨県鳥獣センターには、436個体もの鳥獣の標本をはじめ、関係図書、資料、映画、録音テープ、生態写真などがあり、減少しつつある鳥や獣の生態とその価値を学ぶことができます。

さらにこれからの季節、お薦めなのがキャンプ場です。テントサイトやログキャビンも整備され、ドラム缶風呂も楽しめます。

もちろんデイキャンプも可能です。水道、流し台、水洗トイレ、BBQグリルも設置され、調理道具一式はレンタルでき、炭や薪、などは購入することができます。新緑の中でのバーベキュー、最高ですね。

森林の中で学びも遊びも満喫できる武田の杜。富士山をバックにした甲府盆地を一望できる美しい森林公園です。みなさん、新緑の季節、ぜひ一度足を運んでみて下さい。