3月の「やまなしINDEX」は、後藤斎知事をスタジオにお迎えし、直接お話しを伺います。
三浦)
後藤知事よろしくお願いいたします。
知事)
よろしくお願いいたします。
三浦)
今週は知事が提唱されている「ダイナミックやまなし プラチナ社会構想」についてお伺いします。
この公約にはどのような思いが込められているのでしょうか。
知事)
今、たくさんの県民の皆さん方が将来の不安、現在の不安を抱えていると思います。特に昨年から、人口減少という大きなテーマが日本全体だけではなく、山梨も課題として直面をしています。
89万人まであった人口が昨年は84万人を切り、6万人も減少してしまいました。そういう時にこれからの山梨の経済活動や仕事というものが、どういうふうになるのか、おそらく心配だと思います。私はやはりそういう時にまず大きな目標を掲げていくという形、「山梨県100万人人口構想」という形に目標設定をして、経営者の方、社員の方、そして市町村長の皆さんをはじめ、全ての市町村、県民の皆さん方が、このままでは良くないんだと、ある意味では「ピンチをチャンスに変えていく」、そのきっかけの大きな目標が100万人という言葉に思いを込めているのです。
ただプラチナ社会というのは、皆さんわかりにくいかもしれません。「プラチナ」というのは非常に耐久性が他の金属よりもあり、なおかつ永遠に光り輝けるという金属です。そういう思いで山梨がこれからも持続的に永遠に光り輝く、長続きをするという二つの思いを込めて、山梨がプラチナ社会という形で、もっともっと活力ある形になってほしいということで命名をしました。
この思いをまず私と県民の皆さん方が共有をしていただくというのが一番私がラジオを通じて、聴いていただいている皆さん方にお願いしたいことでもあります。
三浦)
今、人口が山梨県84万人を割っているので、中々、100万人都市というのは高いハードルのようにも思うのですが、このあたりは知事いかがでしょう?
知事)
どんな経営者でも、中小企業でも大企業でも、例えば1億円売上がある会社が、翌年の目標をたてるときには1億1千万、1億2千万と、1割、2割高い目標を掲げて、社員全体で努力するというのが普通の会社経営だと思っています。
そういう意味では自治体経営もやはり目標を持たなければいけないし、今、84万弱ですからもし1割増えれば90万に戻り、そして2割増えれば100万人になる。そして2027年にはリニアの全線開通ということも決まっています。
まず、この27年のリニアの開通前までに90万に戻す。そして、それ以降は色んな手段が新しく出来るわけです。東京に行ったり、名古屋に行ったりという若い人たちも含めて、やはり100万という形で、みんなで努力をしていく。
人口減というのは経済活力が失われる大きな要素だということは、特に飲食店や商店街の人たちは一番痛切に今お考えになっていると思います。それをみんなでやり切っていこうということで、あえて難しい課題だとは思いますが、100万人に挑戦したく目標に掲げさせていただきました。
三浦)
今週は、「ダイナミックやまなし プラチナ社会構想」に込められた思いなどについてお伺いしました。
後藤知事、ありがとうございました。
知事)
ありがとうございました。
三浦)
次回のこの時間は「県政執行の基本的な考え方」についてお話しを伺います。
「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい!