金剛地金山神社祭典

1月は県内の新年のお祭りを特集しています。
3回目の今回は甲斐市宇津谷にある金山神社で、毎年1月28日に開催される金剛地金山神社祭典です。


金山神社の祭神、金山猿田彦命(かなやまさるたひこのみこと)は、子授けの神としての信仰も厚いことから、祭典は「金剛地の子宝祭り」とも呼ばれています。

御神体は金属の製鉄のために火をおこす道具である鞴(ふいご)です。鍛冶屋さんが使う火力を高めるために用いる送風道具です。

この神社の氏子は通称「小林組」といわれる鍛冶職人の子孫で、戦国時代は武田支配下で刀などを製造していたと伝えられています。ですからご神体が鞴なのです。

また、子孫繁栄を意味する男女の性器に似た自然石も祀られています。

そんな金山神社で行われる金剛地金山神社祭典、その歴史は江戸時代中期、寛保年間(1741~1744)からと伝えられ、毎年1月28日に子孫繁栄を願い、米の粉を練り、男女の性器を形づくり、ゆでてアンコをつけ、神前に供えます。

子授けの神としての信仰も厚い金山猿田彦命、事前に予約すれば氏子以外の人も供物を得ることができるので祭典当日は遠くから訪れる人もいて、子授けの祭り、子宝のパワースポットとして多くの人々に知られています。

このお祭りは平成14年甲斐市指定の無形民俗文化財にもなっています。
甲斐市のHPではこのお祭りの様子を撮影した動画も見られますので、興味を持たれた方はチェックしてみて下さい。

子宝に恵まれたい方、金剛地金山神社祭典にご参加してみてはいかがでしょうか。


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「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。

是非お楽しみ下さい!