開けよう、甲州。

今週のインデックスは…開けよう、甲州。


今月のインデックスは山梨のワインにまつわるウンチクを特集しています。
最終回の今回は「開けよう、甲州。」についてお話しします。


「開けよう、甲州。」とは、首都圏を中心に「甲州」ワインの知名度をあげて、山梨県の観光振興やイメージアップを図るためのキャッチフレーズです。

現在、山梨県には大小合わせておよそ80社のワイナリーがあり、国産ワインのおよそ2割を生産しているワイン王国です。


その中で山梨県を主要産地とする甲州ワインは、アルコール度数が低く繊細な風味やバランスの良い酸味などから和食にも大変良く合い、世界的な健康志向による食のライト化や日本食ブームにも乗って、甲州ワインのマーケットは徐々に広がりを見せています。

そして、その流れをしっかりと捉え、山梨の甲州ワインを国内外へ強力に発信しようと様々な活動が行われています。

まずは国際的な知名度向上の取組です。

山梨県内のワイナリーなどが、日本固有のブドウ品種から造られたワインとして、甲州ワインを世界のワイン市場の中心地である英国ロンドンにおいて、5年前からプロモーションしているのは御存知ですか?今年1月のプロモーション時には、英国のトップワインジャーナリストから「甲州ワインは世界水準のワインになった」との賛辞を受けるに至りました。

その評価を裏付けるように、国際ワインコンクールでの甲州ワインの受賞も相次いでいます。

今年6月には、ロンドンで開催された「デキャンター・ワールド・ワイン・アワーズ2014」にて、甲州ワインが日本としては初となる金賞を受賞しました。まさに甲州ワインが世界のワイン市場において認められつつあることを示しています。

国内においても、山梨県で開催されている国産ワインコンクールが年を追うごとに広がりを見せています。12回目となる今年、24道府県から過去最多の797点がエントリーするまでになりました。

全13部門の金賞受賞ワイン25点のうち、醸造地別では山梨県が約半数の12点を受賞しました。

今後も、県を挙げての甲州ワインのブランド力向上に取り組み、その成果を山梨県の経済や観光の発展につなげていきたいものです。

そのためには、私たち県民も誇りを持って県外に向かってPRしていきましょう。大切なお客様のおもてなしに、気軽な家族や友人との食事の際には、みなさん「開けよう、甲州。」です!


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「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。

是非お楽しみ下さい!