先週のインデックスは…ホタルの里一色
県内各地で美しいホタルの舞いがみられる6月。
今月の「やまなしINDEX」は、夏の訪れを告げるホタルを特集します。
初回にお伝えするのは「ホタルの里 一色(いっしき)」です。
田園風景が広がる身延町一色地区では、地区内を流れる一色川沿いの数キロにわたって、全国でも珍しい「自然繁殖」によるホタルが観賞できます。
一色地区で鑑賞できるのはゲンジボタルで、例年5月下旬から6月中旬にかけて、多いときには数千匹が乱舞する様子が楽しめます。
一色地区は、自然発生したホタルが見られる場所としては東日本エリアで最大規模を誇り、県内外から訪れる多くの人を魅了しています。
ちなみに、一色地区でホタルが多く見られる条件は、
・曇っている(月明かりがない)
・蒸し暑くて風がない
・夜8時から9時頃(この時間帯が最も出ます。)
ということです。
今年のホタルの飛翔状況については、身延町商工会のホームページで確認できますので、お出かけの前にチェックしてみてはいかがでしょうか。
さて、近年では、毎年、多くのホタルが見られるようになった一色地区ですが、昭和40年代には河川の水質汚濁などによりほとんど見ることが出来なかったそうです。
しかしながら、かつてのようにホタルの飛び交う環境を取り戻したいと、昭和60年代に結成された「一色ホタル保存会」を中心とした地域の人々の長年にわたるたゆまぬ保護活動により、現在のようにホタルの時期には、美しい黄緑色の光が舞う様子が見られるまでになったということです。
こうした活動により、「ホタルの里一色」は、平成元年に「ふるさといきものの里100選」に選ばれています。
さて、ここで耳より情報です。
6月7日の土曜日、午後1時から身延町の一色ホタルの里駐車場において「一色ホタルまつり」が開催されます。
「ホタルの夕べコンサート」や日本航空高校「太鼓隊」の演奏、ほうとう・特産品の販売など楽しいプログラムが満載です。
心癒やされるホタルの観賞とあわせて、是非お出かけになってみてください
「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい!