すずらんの里

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笛吹市芦川地区にやってきました。
ここには本州随一のスズランの群生地があります。

標高約1300メートル、付近に広がるシラカバの森に足を踏み入れると、まるで緑のじゅうたんを敷き詰めたように、スズランの葉がびっしりと地面を覆っています。

私が見ているのは北海道や本州では高原にしか自生しないニホンスズランです。

実際に見てみますと…鈴のような白く可憐な花が咲いています。そしてかすかに甘い上品な香りがします。見ていて心がなごみますね。

「幸福が戻ってくる」という花言葉があるスズラン。
葉陰に花を咲かせる姿から、キミカゲソウ(君影草)の別名もあります。素敵ですね。

5月の下旬から6月上旬がすずらんのシーズンです。

実はこのすずらんの群生地、整備が始まったのは1972年のこと。林道も通っていない当時、スズランは雑草に覆い隠されていて、ほとんど知られていない存在でした。

このすずらんを大切に育て守ってきたのが「民宿すずらん荘」の、今は亡き藤本義晴さんでした。現在は藤本さんの娘であり、山梨県自然監視員でもある原幸代さんが管理しています。

今日は原さんにお話しをうかがいます。


今年のスズランの咲き具合はいかがですか?


今が一番良いです。すごく沢山咲きました。花芽がいっぱいついています。


どんな想いでスズランを管理されているのですか?


芦川の1番の宝ですので、長く後世まで伝えていきたく守っています。


ご苦労も多いと思いますが、どんなことに1番気を使って育てていますか?


とてもデリケートなお花なので、一般のお客様がいらした時にも、中に入ったり、盗掘、動物を連れてくることなどに注意しています。自分達の仕事としては、父親がして来たことを今までと同じような状況で30年以上続けていることです。


今年は花つきも良いということで、多くの方に見て頂きたいですね?


そうですね。こんなに立派に咲いたので、これを見に皆さんに来て頂けると嬉しいと思います。


みなさんもマナーを守って可愛らしいスズランを優しく見守って下さい。
原さんありがとうございましたconfident


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「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。

是非お楽しみ下さい!