2014年5月アーカイブ

今週のインデックスは…すずらんの里


笛吹市芦川地区にやってきました。
ここには本州随一のスズランの群生地があります。

標高約1300メートル、付近に広がるシラカバの森に足を踏み入れると、まるで緑のじゅうたんを敷き詰めたように、スズランの葉がびっしりと地面を覆っています。

私が見ているのは北海道や本州では高原にしか自生しないニホンスズランです。

実際に見てみますと…鈴のような白く可憐な花が咲いています。そしてかすかに甘い上品な香りがします。見ていて心がなごみますね。

「幸福が戻ってくる」という花言葉があるスズラン。
葉陰に花を咲かせる姿から、キミカゲソウ(君影草)の別名もあります。素敵ですね。

5月の下旬から6月上旬がすずらんのシーズンです。

実はこのすずらんの群生地、整備が始まったのは1972年のこと。林道も通っていない当時、スズランは雑草に覆い隠されていて、ほとんど知られていない存在でした。

このすずらんを大切に育て守ってきたのが「民宿すずらん荘」の、今は亡き藤本義晴さんでした。現在は藤本さんの娘であり、山梨県自然監視員でもある原幸代さんが管理しています。

今日は原さんにお話しをうかがいます。


今年のスズランの咲き具合はいかがですか?


今が一番良いです。すごく沢山咲きました。花芽がいっぱいついています。


どんな想いでスズランを管理されているのですか?


芦川の1番の宝ですので、長く後世まで伝えていきたく守っています。


ご苦労も多いと思いますが、どんなことに1番気を使って育てていますか?


とてもデリケートなお花なので、一般のお客様がいらした時にも、中に入ったり、盗掘、動物を連れてくることなどに注意しています。自分達の仕事としては、父親がして来たことを今までと同じような状況で30年以上続けていることです。


今年は花つきも良いということで、多くの方に見て頂きたいですね?


そうですね。こんなに立派に咲いたので、これを見に皆さんに来て頂けると嬉しいと思います。


みなさんもマナーを守って可愛らしいスズランを優しく見守って下さい。
原さんありがとうございましたconfident


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今週のインデックスは…あんびん


「あんびん」とは、市川三郷町、旧六郷町落居地区の特産品です。

雑穀(さつまいもやとうもろこし、小麦)の粉を熱湯でこねた生地に、白いんげん豆や小豆で作った餡を包み込み、平らに形を整えて蒸したもので、昔から農作業の合間に食べられている手作りのおやつです。

旧六郷町は山あいで米作りに不向きな土地であったことから、サツマイモやトウモロコシ、雑穀などの栽培が中心で、そんな風土からあんびんは生まれたそうです。そして、戦後の食生活の変化とともに食卓から姿を消していました。

しかし、1996年に地元の落居小学校廃校の話が持ち上がったのをきっかけに、地元の方が「伝統食をPRして町おこしを」と思いつき、「六郷町特産品加工組合」を設立。地元農産物や手作り加工品の販売と併せ、かつての伝統食であった「あんびん」も復活させました。

この「あんびん」という名前、
あんこを入れ、「びんた」をするように荒っぽくたたいて作ることから、「あんびん」という名前がついたと言われています。

ちなみにこの六郷町特産品加工組合では、消費者に安全・安全な商品を提供したいとの思いから、平成13年度に山梨県農産物等認証制度の認証を受けています。

これは山梨県で生産される農産物を主な原材料として、県内で生産される加工食品等について基準を定め、その基準に適合しているものを山梨県が認証することで消費者の信頼を高め、販売の促進や農畜産物の生産振興などを図ることを目的とした制度です。

あんびんは、市川三郷町にある特産品直売所「夢ひろば」などでお求めいただけます。また、地元以外からも美味しいと評判を呼んでいる手作りコロッケなども楽しんでみてはいかがでしょうか。

県内にはあんびんをはじめとして数多くの地域で生産される加工食品等があり、安心・安全な食を提供してくれています。
私たち県民が率先して県産品を食べて山梨県の食を盛り上げていきましょうhappy01


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今週のインデックスは…竹炭黒麺


みなさんはご存知でしょうか?
私も大好きな吉田のうどんに、インパクト抜群の真っ黒なうどんがあることを。

竹炭黒麺という竹炭パウダーをたっぷりと練り込んだ真っ黒な麺。実はこれ山梨の高校生が考えた麺なんです。

この竹炭黒麺を考案したのは、県立ひばりが丘高校の生徒たちです。
「女性にも、もっと吉田のうどんを食べてほしい」との想いから、デトックス効果やダイエット効果があるとされる竹炭を麺に使うことを思いついたそうです。

地元のうどん店や製麺所と試行錯誤を繰り返し、2年前に誕生した竹炭黒麺は、粒子の細かい竹炭を1.5%の割合で練り込んで仕上げてあり、つるりとした舌触りともっちりとした歯ごたえがあります。

この竹炭黒麺、現在富士吉田市内の4店舗でそれぞれ異なったアレンジを楽しむことができます。

竹炭黒麺を考案したひばりが丘高校の生徒さんたちは、吉田のうどんを広く紹介しようと、情報処理を実践的に学ぶ授業の中で、「吉田のうどんなび」というホームページを制作し、運営しています。生徒たちが心をこめて制作した、市内のうどん店のホームページが一つにまっているとても便利なサイトです。

もちろん、竹炭黒麺を味わうことができるお店も紹介されています。

ちなみにこのHP「吉田のうどんなび」は2011年度、第10回高校生ホームページコンテストでグランプリを獲得しています。是非ご覧になってみて下さい。

またフリーペーパー形式の「うどんなび」も発行、生徒の目線でお店の情報を伝え、おすすめメニューを紹介しています。もちろん、すべてのデザインを生徒が担当しています。

地元の高校生たちが富士吉田のソウルフードである吉田のうどんをPRし地域を盛り上げようと精力的に活動しています。
私たちも吉田のうどんを食べて盛り上げていきましょう!


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今週のインデックスは・・・花の御岳と鬱金桜


甲府の名勝、昇仙峡を登りつめた地に鎮座し、2千年の歴史を持つ山岳信仰の霊場だった金峰山
この金峰山を御神体とした神社が金桜神社です。

今からおよそ2千年前の崇神(すじん)天皇の時代、各地に疫病が蔓延した際に、金峰山山頂に御祭神である少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀ったのが金桜神社の起源です。
この御嶽は、水晶工芸の発祥の地でもあり、神社の社有林から産出された水晶玉「火の玉・水の玉」が、神宝として祭られています。御嶽の水晶は、明治時代にウィーンで開かれた万国博覧会に出展された歴史もあります。

そして金桜神社の名前の由来でもある御神木の「うこんの桜」
こちらは古くから民謡に唄われている「金の成る木の金桜」として崇められています。

ちょうど今の季節に淡い黄金味を帯びた花が満開となり、この季節にこの桜を拝み水晶のお守りをうけると一生涯金運に恵まれ、厄難解除のご神徳をうけられるものとして全国各地からの参拝者で賑わっています。

現在の「うこんの桜」は7代目になるといい、花の色はもちろん、不思議な咲き方をすることでも知られています。通常、花は日がよく当る場所から咲きますが、「うこんの桜」は、日当たりの良くない本殿側から咲き始めます。

日本三御嶽・三大霊場の一つに数えられ、古くから桜の里として知られてきたことから、特に「花の御岳」とも言われる金桜神社、そんな神社の神徳と、神木である「うこんの桜」の不思議なつながりを感じさせる現象です。

そんな神秘的な桜のある金桜神社は戦国時代、武田家をはじめ多くの武将から加護を受け、隆盛を誇りました。現在も県内有数の桜の名所として多くの観光客が訪れています。

ちょうど見ごろを迎えた金桜神社の「うこんの桜」。この週末にお出かけになってみてはいかがでしょうか。


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今週のインデックスは・・・リニューアル!リニア見学センター


東京・大阪間をおよそ1時間で結ぶ次世代の乗り物、リニアモーターカーsign01
全国で唯一、走行する姿を間近で見られる施設として平成9年に整備されたのが山梨県立リニア見学センターです。

そんな山梨県立リニア見学センターが4月24日、パワーアップしてリニューアルオープンしました。

今回のリニューアルの目玉は「学ぶ」「体験する」「見る」を柱にした
「どきどきリニア館」です。
 
中に入ると・・・まず1Fでは、世界最高速度581km/hを記録した試験車両の実物を見ることができます。およそ30mの車輌は迫力満点!なんと中にも入れます!50年にも及ぶ開発の歴史を年表でたどりながら、リニアを「学ぶ」ことができます。
 
2Fは体験を重視。
2人乗りのミニ車輌でのリニアの浮上走行や、超電導リニアの仕組みや特性を体験装置と超電導コースターでわかりやすく紹介しています。
さらに屋外見学テラスに出ると、リニア走行試験の現場を見ることができるんです。まさにリニアを肌で感じることができる、ここでしかできない体験があります。

そして3F!やまなしの未来が「見え」ます。
リニア中央新幹線開通後の山梨を舞台にした大型ジオラマや時速500㎞の走行を映像と振動で体感できるシアターで、これからさらに発展していく山梨の姿を実感することができます。

まさに大人から子供まで、ドキドキ・ワクワクできる仕掛けが満載の新しいリニア見学センター!ゴールデンウィーク期間中は休館日なしで皆さんをお待ちしていますので、ご家族でお出かけする際の魅力的な選択肢になりますね。

山梨県立リニア見学センターへのアクセスや開館時間、入場料などの詳細については、センターホームページでご確認いただくか、電話0554-45-8121までお問い合わせください。

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