精進湖

今週のインデックスは…精進湖


周囲7kmに満たない富士五湖で最も小さい湖が精進湖です。

四季折々の表情をみせてくれる精進湖の景観は、東洋のスイスとも呼ばれています。
この魅力に惹かれた一人のイギリス人船乗りによって古くから避暑地として海外に紹介されてきました。

1895年(明治28年)、イギリス人、ハリー・スチュワート・ホイットウォーズが、富士山を最も美しく眺められる地を求めて、1年がかりで富士山麓を巡り、ようやくたどり着いたのが精進湖だったそうです。

ホイットウォーズは、この風光明媚な土地に魅せられ、精進湖を永住の地と決めました。
彼は、精進湖を日本有数の避暑地「ジャパン・ショージ」として海外へ紹介し、結果、多くの外国人観光客が訪れるようになりました。 


富士五湖にできた最初のホテルも外国人専用として精進湖で創業されたそうです。
富士山、そして精進湖を含めた富士五湖の魅力は世界にも共通するのですね。


精進湖の近くに「赤池」と呼ばれる幻の湖が現われることがあります。  

「富士六湖」とも呼ばれ、住民や観光客の間で話題になるのですが、これは、くぼ地に雨がたまってできるのではなく、決まって精進湖の“水位”が上がった時に出現します。どうやら地面の下で精進湖とつながっているみたいなのです。

ちなみに精進湖、西湖、本栖湖の三つの湖も、水面の標高が同じことから昔から「三湖連絡説」と呼ばれています。しかし証拠があるわけではないので、謎が多くとっても興味がわきます。


この夏休み、精進湖そしてその周辺に出かけてみて、富士五湖随一と呼ばれる富士山を眺めてみてはいかがでしょうか。
 

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「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。

是非お楽しみ下さい!