今週のインデックスは・・・甲斐サーモン
晴天に恵まれる夏、渓流を利用して涼しく楽しく遊べる「渓流釣り」が人気を集めています。
最近では釣りをする女性「釣りガール」という言葉も話題になっていますよね。
山梨県は面積の約8割を森林で覆われていて、周囲を山に囲まれているため、豊富な湧水に恵まれています。
この湧き水・天然水を使って、イワナやヤマメ、アユなどの淡水魚の養殖が盛んに行われています。
中でもニジマスの養殖生産量は全国第位を誇っています。
山梨は淡水魚の養殖が盛んなんですね。
(確かに、県内各地の山間の地域に養殖場がありますね。
そして釣り堀もあって、釣った魚を塩焼きにして食べると美味しいですよね)
ニジマスというと、塩焼きサイズを想像しますが、実は重さ1㌔以上に成長します。
この特徴に目を付けて、2-3年かけ1キロ以上の大型に育てたニジマスを
去年(平成23年)4月、「甲斐サーモン」と命名しました。
山梨県養殖漁業協同組合では、「甲斐サーモン」に定義を設けまして、
重さが1㌔以上であること、
赤身(サーモンピンク)であること、
県の水産技術センターの指導を毎年受けていること
などの基準のもと、品質を管理しています。
この「甲斐サーモン」、いろんな食べ方があります。
お刺身なら上品な脂が乗っていてとっても美味
釣ったその日ならコリコリ感も味わえます。
また、熱を加えても鮮やかな色が変わらず身が軟らかいままなので、
「クリームコロッケ」「パスタ」など和・洋・中と、どんな料理でもアレンジができるんですよ。
ところで、ニジマスはもともと北米に分布していたことを知っていますか?
養殖に適した魚であることが分かり、ニジマスは世界各地で養殖されるようになりました。
山梨では昭和の初期からニジマスの養殖が始められたんですよ。
北米原産の魚がいま山梨の漁業を支えているなんてロマンがありますね
こうやって「甲斐サーモン」が育つ環境があるのも、山梨の豊かな自然、名水のおかげです。
山梨は名水の里と呼ばれ、平成の名水百選では西沢渓谷など7カ所が選定されています。
現在、日本で生産されるミネラルウォーターの41%は「山梨の水」が供給されているんですよ。
甲斐サーモンが誕生してたったの1年。
山梨で育まれたニジマスが、山梨の地域ブランド「甲斐サーモン」として世界に羽ばたく日が近い将来訪れるといいですね
「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい!