今週のインデックスは・・・笹子隧道
夏休みを利用して、東京方面・長野方面へお出かけになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
笹子隧道は、江戸幕府によって整備された「五街道」の一つ、
「甲州街道」の一番の難所・笹子峠につくられたトンネルです。
中央自動車道やJR中央線、国道20号にあるトンネルではなくて、
現在の県道212号日影笹子線にあるトンネルのことです。
山梨は山に囲まれているため、どこへ行くにも峠を越える必要がありました。
特に笹子峠は甲州街道で一番の難所と言われ、この笹子峠を抜ける近道として掘削されたのが「笹子隧道」です。
笹子隧道は、全長およそ240メートル。
東京方面のトンネル入口正面に広がる、洋風な赤いレンガ調の装飾が特徴です。
このトンネルの建設工事には、期間として2年、建設費には28万6700円がかかり、
昭和13年に開通しました。
28万6700円。
現在の金銭感覚で聞くと、少しお金を貯めればトンネルを作れてしまいそうですが、現在の金額に換算すると、約4億4千万 になります。
大きな金額ですよね!!
笹子隧道は、昭和33年に、現在の国道20号にかかる新笹子トンネルが開通するまで、
幹線道路として、甲州街道の交通を支えました。
現在、文化庁の登録有形文化財になっていて、行楽シーズンになるとトレッキング客などが当時の面影を探しにやってきます。
さて、8月は「道路ふれあい月間」です。
道路を常に広く、美しく、安全に利用することを目的に、国が定めました。
今年度の推進標語は「一本の 道に日本の 底力」。
山梨県でもキャンペーンとして、
道路の異常を発見したときには、電話「♯9910」への連絡をお願いすることなどを呼びかけています。
そして、現在は学校が夏休み中。
お盆の帰省とも重なり、交通量が増えます。
また、富士山などの県内の観光地へ車でいらっしゃる方も大勢います。
ゴミを持ち帰る、落下物を発見したら知らせるなど、利用者みんなが安全に利用できるように心がけたいですね
「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい!