今週のインデックスは…武田菱
山梨の春の一大イベント「第41回信玄公祭り」が、4月6日から3日間にわたり開催されます。
「信玄公祭り」では様々な催しが行われますが、なんといっても甲州軍団出陣の勇壮な姿が楽しみですね。
そして、その中で一際目を引くのが、多くの旗に描かれている武田家の紋章「武田菱」です。
「武田菱」は、武田家の家紋として信玄公ともに大変有名ですが、実は正式な家紋は
菱形が花弁(はなびら)で形取られている「花菱(はなびし)」という紋様なんです。
この「花菱」、武田信玄が活躍する500年も前から武田家の家紋として定められていたといわれており、そのルーツは、甲州市の菅田天神社(かんだてんじんじゃ)に保管されている、
国宝「小桜韋威鎧(こざくらがわおどしよろい) 兜(かぶと)・大袖付(おおそでつき)」にあります。
「楯無鎧(たてなしのよろい)」の名が有名ですね
平安時代に、武田家の祖である源義光が拝領したこの鎧に、「花菱」の紋様が施されていたことから、以後武田家の家紋となったといわれています。
鎧はその後、武田家の家宝となり、戦の前には「楯無鎧」に必勝を誓い出陣しました。
現在、一般的に武田家の家紋として有名になっている「武田菱」は、「花菱」を簡略化したもの
といわれています。
さて、2年振りに開催される「第41回信玄公祭り」 。
見どころの「甲州軍団出陣」は、川中島合戦に出陣する様子を再現したもので、
信玄公役は今回も俳優の沢村一樹さんです。
甲州軍団1500人が出陣する姿は、圧巻です。
詳しくはこちらのホームページをご覧ください!
そして今回は、東日本大震災の被災地復興支援として、かすがモールの「グルメ横町」をはじめ
舞鶴城公園などの「賑わい城下町」のブースで販売されるご当地グルメなどの収益金の一部が、東日本大震災の被災地復興への義援金として送られます。
また、宮城県などからの出店もあるそうです。
甲州流軍学などが書かれた「甲陽軍鑑」にも、信玄公の言葉として記載のある
「恩は味方」の精神で、美味しいものをたくさん食べて、支援活動にご協力ください。
「信玄公祭り」では、多くの軍勢とともに様々な紋様の幟旗も見ることができます。
お祭りを楽しみながら「武田菱」、そして「花菱」を、探してみてください。
「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい!