きょうのインデックスは…甲州八珍果
さて、甲州八珍果と聞いて、何を思い浮かべますか?
甲州のつの珍しい果実の「果」と書いて、甲州八珍果。
江戸時代、甲斐の国で栽培されていた代表的な8種類の果物を表します。
その8種類の果実とは、葡萄、梨、桃、柿、栗、林檎、石榴、そして銀杏もしくは胡桃のこと。
いつ、誰が選定したのかは分かっていませんが、これらの果物は、甲州街道を通って江戸へ運ばれ
城下でもとても珍重され、そのことから果実が採れる珍しい地として甲斐の国は憧れの地域であったということです。
八珍果の中でも葡萄の歴史は古く、奈良時代の大僧行基が大善寺を建立したときに、葡萄の木を
発見したという言い伝えも残っています。
葡萄は、江戸時代にはすでに名産品として知られていましたが、意外にもその栽培面積は小さく、
旧勝沼町内の4つの地区だけだったと言われています。
松尾芭蕉が「勝沼や馬子も葡萄を食いながら」と詠んでいることから、この時代の葡萄が持てはやされた様子が伺えます。
この葡萄の栽培をはじめ、山梨の農業は独特の発展を遂げてきました。
甲府盆地は土砂などが堆積してできた扇状地で、稲作が難しい地域が多く、かつては、桑や葡萄、
タバコなど、狭い面積でも一定の収入が得られる作物を栽培する農業が中心で、現在の栽培環境が整ったのは昭和30年代になってからのことでした。
これらの山梨の農業を未来に引き継いでいくために、
山梨県では、「やまなし農業ルネサンス大綱」に基づき様々な事業を進めています。
特に、新規就農者や企業の農業参入などの新たな担い手づくりにも努めています。
さて、「収穫の秋」、山梨県では毎年10月15日を「農業の日」と定め、様々な記念行事やイベントを開催しています。
特に、小瀬スポーツ公園で毎年行われている「農業まつり」では、県内で生産された新鮮な農畜水産物や加工品の販売・試食、展示などが行われ、生産者の顔が分かる催しとして大変な人気を集めています。
今年も10月15日・16日の2日間に、「ふるさと特産品フェア」の一環として、
「森林(もり)のフェスティバル」 、「商工会まつり」などと一緒に開かれます。
味覚の秋、山梨の美味しい物を見つけに行ってみてはいかがですか!?
最後に、山梨県からのお知らせです。
県では「やまなし節電県民運動」を展開しています。
県民の皆様には、一層のご理解とご協力をお願いします。
詳しくは、山梨県ホームページをご覧ください。
県民一丸となって頑張りましょう!
山梨県のホームページはこちらです。
「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい!