きょうのインデックスは…アイオワ州
アイオワ州と山梨県が昭和35年(1960年)に姉妹関係を結んでから、去年で50周年を迎えました。
アイオワ州はアメリカ合衆国のほぼ中央に位置し、
北緯40度ちょっと、日本でいうと青森県あたりのところにあります。
山梨と同様に海はなく、この時期の気温は最高で36℃、最低で22℃と甲府盆地と似た気候です。
豚やトウモロコシ、大豆などの生産が盛んに行われています。
現在のアイオワ州議会
さて、どのような経緯(いきさつ)で姉妹関係になったのでしょうか。
姉妹関係を結ぶ1年前の昭和34年、死者・行方不明者90人、被害総額が310億円にのぼった台風7号、そして、その直後の台風15号(いわゆる伊勢湾台風)が山梨を襲い大きなダメージを与えました。
そんな中、以前から親善を深めていたこともあって、アイオワ州知事の特使の
「フォルフ上院議員」が台風の災害見舞いのため山梨を訪問。
優秀な種豚35頭と豚の飼料としてトウモロコシ1.5トンのプレゼントを受け、
このとき、正式に姉妹関係が結ばれました。
昭和35年に送られてきたアイオワの種豚
なんと、この姉妹県州、日本で最初に結んだのが山梨なんです。
山梨が様々な分野で国際交流を重ねる先駆けになっていたんですね
ちなみに、種豚は山梨ブランドの「フジサクラポーク」に。フジザクラポークは山梨と
アイオワとの友好の「成果」であり「象徴」にもなっているんですね
交配品種「フジザクラポーク」の展示
さて、山梨県は、アイオワ州に招かれて、今月8月11日から県友好訪問団が訪問しています。
期間中、アイオワ州政府・姉妹州委員会幹部表敬訪問や、「平和と友情の鐘」修復完成除幕式および記念植樹、さらに、アイオワ州最大の祭典「アイオワ・ステート・フェア」の視察、50周年記念式典が行われます。
横内知事はこの訪問にあたり
「今後の友好関係と一層深める契機としたいと考えております。」とコメントしています。
ブランスタッド州知事(男性)を公式訪問・会見、となりの女性は副知事
50周年を記念する植樹
山梨は50年前、台風で被災しましたが、「アイオワとの友好関係」というかけがえのないものを得ました。今回のアイオワ州訪問は、山梨との50年の歴史を振り返るとともに、国際的な交流や友好の大切さを考えるきっかけになりますね
最後に、山梨県からのお知らせです。
県では「やまなし節電県民運動」を展開しています。
県民の皆様には、一層のご理解とご協力をお願いします。
詳しくは、山梨県ホームページをご覧ください。
県民一丸となって頑張りましょう!
山梨県のホームページはこちらです。
「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい!
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