多くの登山客でにぎわった富士山も、8月26日をもって山じまいとなります。
この日、麓の北口本宮冨士浅間神社では、「吉田の火祭り(鎮火祭)」が、
そして翌日には「すすき祭り」が開催されます。
「吉田の火祭り」写真提供:山梨日日新聞2010.8.27掲載
「吉田の火祭り」という呼び名が一般的ですが、実は、「鎮火祭」という名称のお祭りで、
日本三奇祭のひとつに数えられているんですよ
このお祭り、高さ3メートル以上もある大松明が、80本あまり、
金鳥居から北口本宮冨士浅間神社に向かう「金鳥居通り」で豪快に燃え上がります。
金鳥居通り以外でも、沿道の家々の前では、井桁(いげた)に組まれた松明に火がともされ、街を幻想的に彩ります。
また、御師の家の前では、山じまいとなるこの日までに富士講登山を終えた講社の人々が、松明を前に講の行事を行います。
松明が燃えた後の炭や灰は、「防火」のお守りになるということで、多くの人が家に持ち帰るそうです
この翌日には「すすき祭り」が開催されますが、このお祭りは、前日北口本宮冨士浅間神社を出た明神(みょうじん)が、高天原(たかまがはら)を回って神社に還幸(かんこう)する(戻る)お祭りです。
「すすき祭り」という呼び名は、すすきでつくられた玉串を納めることからこう呼ばれているそうで、様々な御利益があるお祭りと言われています。
見どころは、「明神(みょうじん)さん」と呼ばれるお神輿とともに高天原(たかまがはら)に入った御山さん(おやまさん)、これは赤富士を模してつくられた御影(みかげ)というお神輿なんですが、それが「ドーン」と地上に投げ出される所だそうです。
1.5トン以上もある御山さんが投げ出される場面はとても壮観で、火祭りとは異なる盛り上がりがあるそうですよ。
これらの祭りが終わると富士山は本格的な秋を迎えます。
さて、山梨県と静岡県は7月末に、富士山の世界文化遺産登録に向け、推薦書原案を文化庁に提出しました。
吉田の火祭りやすすき祭りといった身近なお祭りが、
世界文化遺産登録を構成する「文化的景観」として、重要な要素となります。
何百年も続く貴重な文化を、これからも大切にしていきたいですね
最後に、山梨県からのお知らせです。
県では「やまなし節電県民運動」を展開しています。
県民の皆様には、一層のご理解とご協力をお願いします。
詳しくは、山梨県ホームページをご覧ください。
県民一丸となって頑張りましょう!
山梨県のホームページはこちらです。
「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい!