きょうのインデックスは…「はやて」
今日はスタジオを飛び出して、市川三郷町ある山梨県警察本部の航空隊基地に行ってきました。
ヘリコプター「はやて」の機体は17m、さわやかなブルーとシルバーを基調としていて、機体の前方に赤のラインが入っています。
機体を持ち上げるプロペラの羽根は4枚、1枚の長さは7mもあります。
この「はやて」が山岳救助や事件・事故などに迅速に対応して、私たちの安全を守っているんですね~
「はやて」は、昭和58年に導入されてから、さまざまな場面で活躍してきました。
昭和60年に多くの犠牲者が出た群馬県御巣鷹山での日航機の墜落事故への救助支援や、
平成10年に長野県で開かれた冬期パラリンピックでの警衛警備支援、
そして最近では、3月に起きた「東日本大震災」の被災地へ向かい、医薬品などの緊急物資の輸送や、行方不明者の捜索、津波への注意を促すための海岸沿いでの広報活動を行いました。
はやては、1時間に最大243キロメートル飛行することが出来、航続距離は783キロ。
例えば、山梨県から岡山県まで、最大速度で、およそ3時間で行くことができます。
ここ航空隊基地から5分で甲府市街上空に到着できて、地上のパトカーよりも早く現場に到着することもあるんです
ちなみに、はやて、その名前の由来は、戦国武将「武田信玄」の軍旗に記された、
「疾きこと風のごとく」という孫子の句から来ているんですって。
この「はやて」ですが、搭乗人員はパイロットを含めて15名、その大きな機体の中には「3名分」の患者輸送用の担架を装備しています。
「はやて」は現在2代目でして平成16年に更新されました。
機体が点検中のときには、本県のもう一機のヘリ「あかふじ」が機動し、どんなときでも直ぐに対応できるよう協力体制で運営されています。
只今、夏の行楽シーズンですね!
しかし、7月の交通事故件数は268件、去年に比べ増加しています(H23.7.18現在)。
夏の暑さや行楽による疲れ、不慣れな道や渋滞時の運転、休暇による開放感からの速度超過や飲酒運転など、ちょっとした不注意から重大事故へと繋がってしまう危険性が非常に高い時期です。
このため県では7月21日から8月20日まで、「夏の交通事故防止県民運動」を実施し、
事故防止を図っています。
詳しくは山梨県のホームページをご覧下さい。
交通事故は、当事者はもちろん、周囲の多くの人をも悲しませ、ただ一時のみならず、長き将来に渡って、悲惨な傷跡を残してしまいます
わたしたち県民の命を交通事故から守るために、「はやて」が今も空から見守っていますが、皆様も、早めの休憩や計画的なドライブなどにより、楽しいシーズンを過ごしましょう。
最後に、山梨県からのお知らせです。
県では「やまなし節電県民運動」を展開しています。
県民の皆様には、一層のご理解とご協力をお願いします。
詳しくは、山梨県ホームページをご覧ください。
県民一丸となって頑張りましょう!
山梨県のホームページはこちらです。
「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい!
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