きょうのインデックスは…「富士山レンジャー」
7月も中旬を迎え、いよいよ本格的な夏山シーズンですね。
山梨県には富士山をはじめ、北岳など国内有数の山岳があります。
特に富士山は世界的にも有名で、登山客はもとより、山麓に広がる青木ヶ原樹海の豊かな自然と涼を求め、この時季多くの人が訪れます。
しかし、富士山を訪れる人の中には、貴重な植物を持ち帰ったり、木に名前などを刻みつけたり、そしてゴミを捨てる人などが後を絶ちません
これらの行為を監視し、指導しているのが「富士山レンジャー」です。
富士山レンジャーは現在、名。
名誉隊長には、世界的アルピニストの野口健さんが就いているんですよ。
富士山レンジャーの主な任務は、富士山麓の環境を守り、自然を保護することで、日々、巡回による監視活動や指導、そして啓発活動を行っています。
例えば、「きれいな花だから・・・」、とか「珍しかったから・・・」という理由で動植物や岩石などを持ち帰る行為は、場所によっては違法となります。
富士山など国立公園法の指定を受けている区域には特別保護地域という、厳しく規制された場所もありますので、気をつけてくださいね
また、これら以外でも、登山道などで人を追い越したり、歩きにくい部分を迂回して歩いたりした結果、希少な植物を踏み荒らしてしまうこともあります。
悪意のない行動でも、自然破壊に繋がってしまうことがあるので、気を付けたいですね
富士山レンジャーは、自然保護についての理解を広めるため、小中学校などで啓蒙活動を積極的に行っています。富士山麓の清掃や環境教育へも力を入れていて、自然を守ることの大切さを伝えています。
今回話を伺った富士山レンジャーの滝島さんによると、この時季富士山では
「富士ハタザオ」という白くて小さな花が見頃を迎えているそうです。登山道沿いにもあるそうですので、ぜひ見つけてみてくださいね
自然環境を守る富士山レンジャーの任務は、山梨県が静岡県とともに目指している、
富士山世界文化遺産登録の取り組みにも重要な役割を果たしています。
ぜひ皆さんも、富士山の環境保全にご協力ください。
最後に、山梨県からのお知らせです。
県では「やまなし節電県民運動」を展開しています。
県民の皆様には、一層のご理解とご協力をお願いします。
詳しくは、山梨県ホームページをご覧ください。
県民一丸となって頑張りましょう!
山梨県のホームページはこちらです。
「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい!
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