きょうのインデックスは、「健康長寿日本一」
健康で元気な一生を送るためには、どんなことに気をつければいいのでしょうか。
みなさんは、「健康寿命」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、介護を必要としないで、自立して生活できる寿命のことを言います。
例えば、90歳で、亡くなる5年前に要介護状態になると、
健康寿命は85歳になります。
日本人は、平均寿命が世界一と言われてきましたが、それはただ長生きしているだけで、
寝たきりの人が多く、健康長寿ではないのでは?という指摘がありました
そんなことから、90年代以降、健康長寿に関する研究が盛んに行われるようになりました。
1998年、東京大学の研究によると、山梨県は男女ともに健康寿命が長く、
女性は全国位、男性は全国位でした。
また、2005年に国勢調査をもとに山梨県が行った調査でもやはり、山梨県は、自立できる状態で最も長生きしている日本一の健康長寿県であることがわかりました
健康長寿の秘訣は何なのか?
調査の結果、
週3回以上近所付き合いのある人、旅行仲間がいる人、悩みを打ち明ける人がいることが、健康寿命に大きく関係していることが分かりました。
山梨県には、「無尽」というお金を出し合って旅行や飲み会をする風習がありますが、「無尽が楽しみだ」と答えた人は、義理で参加している人の6.7倍長生きなんだそうです。
また目的を持って生きることも大事な要素です。
趣味や仕事などに生きがいを感じている人は健康長寿という結果が出ています。
しかし、山梨県と長寿の関係については、もっと古くから注目・研究されていました。
上野原市「棡原」地区、かつては長寿村として有名でした。
厳しい生活環境であるにもかかわらず、住民は、腰も曲がらず、寝たきりになることもなく、
夫婦ともども長寿を全うすることが普通でした。
経済成長が山間の村に及ぶと、生活習慣は大きく様変わりしました。
80・90歳代の親よりも、50・60歳代の子どもが生活習慣病になり、親よりも先に亡くなってしまう
「逆さ仏」現象が目立つようになったんです。
原因は、昔の生活に比べ、粗食・活動(フィールドワーク)を捨てたことでした
古くから続く、生活の中には健康長寿のヒントが多く隠されています。
健康長寿を生み出す山梨の風土は、まさに「宝の山」。
今一度、自分自身や家族の健康を守るために、ご家庭の食生活や生活習慣を見つめ直してみては如何でしょうか。
最後に、山梨県からのお知らせです。
県では「やまなし節電県民運動」を展開しています。
県民の皆様には、一層のご理解とご協力をお願いします。
詳しくは、山梨県ホームページをご覧ください。
県民一丸となって頑張りましょう!
山梨県のホームページはこちらです。
「やまなしINDEX」を放送後にホームページでもお聞きいただけます。
是非お楽しみ下さい!
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