今日のインデックスは、「桃源郷」
モモの生産量日本一の、ここ山梨県。
今月に入り、甲府盆地でもモモの花がかなり目に鮮やかになってきました
ところで、みなさんは、モモの原産地をご存知ですか?
モモの原産地は、中国西北部の黄河上流の高山地帯。
サクランボやリンゴと同じ、「バラ目バラ科」の植物です。
モモの歴史は古く、縄文時代後期に中国大陸から伝わったと考えられています。
実は、古代の「モモの種」が山梨県立博物館、県立考古博物館に展示されているんです。
この種をよく見ると、縄文時代から弥生時代、飛鳥時代と種がだんだんと大きくなっています。その頃から、大きなモモができるように工夫していたんですね。
さて、室町時代後期~江戸時代になるとモモの栽培は、全国に広まっていきました。
明治時代には、中国大陸からさらに甘味の強い品種のモモが輸入され、甘い物が貴重だった時代に楽しまれました。
現在、日本で食用に栽培されているのは、このモモを改良したものがほとんどです。
モモの生産量位の山梨県。
戦前は神奈川県や岡山県がモモの主な産地でした。
戦後まもなく、職人技とも呼べる「手詰めの箱詰め選果」の導入で、
山梨のモモの生産量が徐々に増加。
その後、早生種の「日川白鳳(ひかわはくほう)」や、糖度の高い「浅間白桃(あさまはくとう)」などの新品種開発や登録もあって、“日本一のモモ産地”にまで成長しました。
春先に広がるモモの絨毯は、戦後のモモ生産者の“努力の賜物”なんですね
この時期の甲府盆地の魅力は、高台から見下ろす一面のピンクの絨毯と南アルプスなどの山々の眺望、まさに桃源郷です
桃源郷とは、俗世間から離れ、自然の中で遊んだり農耕をしたりしながら生活できる理想の世界のこと。
県内には、山梨の桃源郷を楽しむいくつもの散策コースがあり、やまなし観光推進機構が運営する観光ウェブページ「富士の国やまなし観光ネット」でも、この時期お勧めのコースをご紹介しています。
「富士の国やまなし観光ネット」のホームページはこちらです。
みなさんも春のお散歩に、出かけてみてはいかがですか
最後に「計画停電」に関するお願いです。
「東日本大震災」の発生に伴い、電力が不足しています。
計画停電については、東京電力のホームページや、専用ダイヤル0120-925-433でご確認ください。
東京電力のホームページはこちらです。
そして、医療機関では、診察時間が変更になることがあります。
また、行政機関でも「各種証明書」の発行などに、対応できない場合があります。
各行政機関へ事前にご確認ください。
4月から「やまなしINDEX」をホームページでお聞きいただけるようになりました。
是非お楽しみ下さい!
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