きょうのインデックスは・・・「山梨禁煙週間」
先月のたばこの値上がりをきっかけに禁煙を考えたり、禁煙を始めたりした方は多いのではないでしょうか!?
毎年5月31日は「世界禁煙デー」。そしてそれから一週間が「禁煙週間」ですよね。
山梨県では、それに加え、11月9日からの一週間を県独自の禁煙週間「山梨禁煙週間」として、禁煙に向けたサポートや受動喫煙防止などの取り組みを行っています。
そもそもタバコは、室町時代末期から安土桃山時代にポルトガルの宣教師たちによって日本に持ち込まれました。
その当時は、主に煙管(キセル)による喫煙が行われ、江戸時代初期には全国に広がりましたが、非常に高価な”薬品”として普及し、喫煙できるのは裕福な武士か商人だけだったそうです。
山梨は江戸時代、タバコの名産地だったようで、記録によると天保2(1831)年から栽培が行われ、非常に良い品質であったそうです。このタバコは「龍王煙草」と呼ばれ、全国に名声を高めた銘品で、甲州道中と富士川舟運の交通網の発達を支えたものの一つであったということです。
大正初期に、県内のタバコ栽培は養蚕の発達に伴って桑畑が拡大し、次第に断ち切れていきました。
ところで皆さんは、山梨の喫煙率はご存知でしょうか?
平成19年度の厚生労働省「地域保健・老人保健事業報告」によると、女性の喫煙率はほぼ全国平均に並ぶ6.1%でしたが、山梨の男性の喫煙率は37.9%。男性の全国平均は27.7%で、県内男性の喫煙率はこれを上回るばかりでなく、全国位の喫煙率でした!
健康面からするとあまり喜べる1位ではありませんね
各自治体にとって「たばこ税」は貴重な財源の一つではありますが、喫煙を原因とする様々な病気があることも確かで、これらにかかる医療費の将来的な抑制対策も必要です。
また、今までタバコに掛けていたお金を他の消費に振り向けた場合、新たな経済活動や雇用が生まれる可能性まであります。
1日1箱400円として、365日で14万6千円・・・2箱ですと・・・・あまりに大きな金額ですね
「体にもお財布にも悪い」・・・とは思っていてもなかなか出来ないのが、禁煙なんですよね?
県では、研修を受講した薬剤師さんなどを「禁煙支援アドバイザー」に認定し、今月から
「禁煙サポート薬局・薬店」が登場しました。
「禁煙サポート薬局・薬店」はこのポスターが目印です。
また、県内92箇所の医療機関で保険を使った禁煙治療が受けられます。
まずは禁煙の専門家に相談してみてください。
山梨禁煙週間のホームページはこちらです。
(禁煙サポート薬局・薬店や、禁煙治療に保険が使える医療機関などが掲載されています。)
タバコの煙は、フィルターを通っていない副流煙のほうが有害です。
「山梨禁煙週間」を、自分や大切な家族など、周りの人々の健康を考える機会としてみてはいかがでしょうか?