2010年9月アーカイブ

きょうのインデックスは・・・「甲斐犬」



甲斐犬は、山梨県原産のdogイヌの品種。
毛色は、黒虎毛、中虎毛、赤虎毛のthreeつに分類されます。(黒・茶色) 
もともと、南アルプスの山岳地帯でイノシシやカモシカ、キジなどの狩猟に伴う作業に使用されていました。

性格は、素朴にして沈着で、物覚えがよく、勇猛、そして敏捷性があります。
また生涯1人の主に仕える傾向が強く、主の命を果たすためには、食べることも忘れ生命も顧みないほどの忠実さを持っていると言われていますconfident


昭和9年、秋田犬に次いで天然記念物に指定されていて、国立科学博物館には、南極探検隊の生き残りとして有名な樺太犬の「タローとジロー」のジロー、秋田犬の忠犬ハチ公とともに、甲斐犬の剥製が展示されています。


そして、「甲斐犬」は、マスコットのモチーフにもなっていますよねhappy01

例えば、やまなし観光推進機構の武田菱丸」(たけだひしまる)。
そして、soccerサッカー・ヴァンフォーレ甲府のマスコット、「ヴァンくん」「フォーレちゃん」も甲斐犬。
山梨のPRにも一役買ってくれています。


そんなヴァンフォーレ甲府に関してですが、中心市街地活性化、そして県民交流イベントとして、
「ヴァンフォーレ広場」を開催。10月16日の土曜日、アウェーでのコンサドーレ札幌戦の
tvパブリックビューイングが、甲府市中央商店街「かすがも~る」で行われます。

昇格へむけた大事な戦いが続きます!ぜひみんなで甲府の中心からエールを送りましょうhappy02



近年、少子高齢化や核家族化社会を背景に、動物を家族の一員として深い関わりを持つ飼い主が多くなってきています。

一方、動物の生態や習性などの理解不足による、不適切な飼育や飼育放棄、マナーの欠如から起こる地域住民への迷惑など動物の愛護や管理に関する課題が多いことも事実。
動物に対する立場や感情は様々ですが、動物を飼育していない人も含め、お互いに理解し、動物の存在を認める社会作りが必要です。

県では、平成20年に「山梨県動物愛護管理推進計画」を策定し、動物愛護管理の普及啓発を進めています。

dog犬や猫の飼い主を対象とした正しい飼い方の講習会や、小学校低学年を対象とした子犬との
「動物ふれあい教室」の開催。
また所有者の明示(=ペットの個体識別)の推進などを行っています。


山梨県は犬の登録頭数でいきますと、平成18年の時点で60000頭以上。人口比率では全国five位。
heart動物好きなんですよね。

私たちも動物についてもっとよく知って、お互いに楽しく共生できる社会になるといいですねhappy01

きょうのインデックスは・・・「富士見」



日本の最高峰にして、左右対称という姿の美しさから、日本人だけでなく外国人からも広く愛される
fuji富士山。

この富士を愛する心heart、富士へのあこがれは、今に始まったことではなく、古くから日本人が持つ心情でもありますよねhappy01


例えば、日本最古の和歌集『万葉集』で山部赤人は

「田児の浦ゆ うち出でて見れば 真白にそ 不尽の高嶺に 雪は降りける」

と詠んだり、

江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の「富嶽三十六景」(制作期間:1823~1831年)は、国内外にあまりにも有名です。


北斎の「富嶽三十六景」は、その後、
歌川広重の「不二三十六景」、歌川芳国の「東都富士見三十六景」へと、富士山をモチーフにした美術作品として引き継がれました。

西洋でもart画家、ヴィンセント=ファン=ゴッホが油絵で、notes作曲家ドビュッシーは、交響詩「海」を作曲する際に、「富嶽三十六景」の富士山に着想を得たといわれ、海外のアーティストにも影響を与えています。


また、「蝦夷富士(羊蹄山)」や「薩摩富士(開聞岳)」などの「○○富士」と呼ばれる郷土富士が各地にあったり、富士山が見える場所は、「富士見通り」と呼ばれたり、
「埼玉県富士見市」、「長野県富士見町」など、「富士見」という地名が残っています。

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小菅村 松姫峠から見た富士


近年は、富士山が見える名所として
「関東の富士見百景」(国土交通省)、「甲斐富士見三景(御坂峠・花水坂・西行峠)」、
「秀麗富嶽12景」(大月市)が選定されていて、登山客やcamera写真愛好家の人気が高まっています。



さて、富士見の名所も多い郡内地域。

この地域のJR駅を管轄するJR東日本、そして、山梨県、大月市、上野原市は、ウオーキングや登山愛好家の集客を目指して「山梨県東部JR8駅トレッキング推進事業」を進めています。

郡内地域のJR駅は、東から順に、上野原、四方津、梁川、鳥沢、猿橋、大月、初狩、笹子の各駅。
このJR8駅を発着、経由するfootトレッキングコースを設定して、遊歩道の整備等が行われています。
山梨は首都から近いですし、近年は登山ブームですからね。


この事業の対象地域には、葛飾北斎が描いた『富嶽三十六景』の「甲州犬目峠」、
また、『関東の富士見百景』の「岩殿山丸山公園」・「小金沢シオジの森」、
そして、『秀麗富嶽12景』など、富士見の名所も多く入っています。

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葛飾北斎「甲州犬目峠」


秋、涼しくもって、いよいよmaple紅葉シーズンに!
train汽車の旅、そしてfootトレッキングで是非、さまざまな富士の姿に触れていただきたいと思います。

きょうのインデックスは・・・「やまなし大使」



大使といいますと、手塚治虫さん原作の「マグマ大使」を思い浮かべるお父さん方も多いと思います。
TVでは昭和41年に実写特撮ドラマとして放映。衛星放送で再放送されたりcdDVDが発売されたりと、「マグマ大使」が密かなブームになっていようです。
マグマ大使は地球侵略を狙うものから地球を守る!とてもrock頼りになる存在です。



「大使」とは、外交官における最上位の称号。
ここ山梨県にも「やまなし大使」という頼りになる方々が存在します。

山梨県は、東京や神奈川などの大都市圏の隣にありながら、fuji富士山をはじめとする豊かな自然環境、フルーツ、さらに温泉やwineワイン、shine宝飾など、世界に誇れる観光資源があります。

これら多くの「すぐれもの」をはじめ、山梨の魅力を、全国にPR・情報発信してもらうことを目的に、山梨にゆかりのある、在京の経済人や文化人を中心に委嘱し、現在660人もの方が「やまなし大使」に就任しています。


著名な「やまなし大使」といいますと、落語家の三遊亭小遊三さん、歌手の田原俊彦さん、
レミオロメン、スポーツ界では堀内恒夫さんや岡崎朋美さんら。

また、今年度に新たに、観光キャンペーン「ビタミンやまなし」で山梨の旅行体験記を執筆した
中井美穂さんや、自ら“山梨大好き人間”と称している ふかわりょう さん、歌手のイルカさんと息子さんの神戸冬馬さんなどが就任しました。

先日、東京恵比寿で行われた、ふかわさんの音楽イベントの会場では、ブドウの試食ブースを設けていただくなど、早くも色々な山梨のPRに協力していただいています。

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「やまなし大使」の方々からは、山梨の魅力発信のみならず、さまざまな提案が寄せられています。

その中には、「洞爺湖サミットでの県産ワインの使用」や「都内のスーパーマーケットにおける県産ワインコーナーの増設」など、提案から実を結んだものが数多くあります。


毎年この時期に、都内で、「やまなし大使」を対象に「やまなしサポーターズ倶楽部」を開催。

知事自らが県産品などのトップセールスや、協力をお願いしたり、親交を深める場になっていて、毎回、350名近くの「やまなし大使」が参加しています。

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また今年は、「やまなしサポーターズ倶楽部in上海」が発足。
中国・上海のメディアや旅行関係者、流通関係者など、約50人でスタート。現地の皆さんからアドバイスをいただいたり、山梨をPRしていただきます。


ぶどうも最盛期を迎え、山梨の“秋”の観光シーズンです。
心強い「やまなし大使」などの後押しで、今年も多くの方がいらっしゃると思います。

より多く方に山梨ファンになっていただくためにも、私たちも1人1人が「やまなし大使」の気持ちを持って、「おもてなし」をしたいですねhappy01

きょうのインデックスは・・・「牛倉神社(うしくらじんじゃ)」



牛倉神社は、上野原市の甲州街道から少し入ったところにあり、地元では昔から大変親しまれている神社です。

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いつ創立されたのかは不明ですが、奈良時代初期の713年に編纂された『甲斐風土記残編』に、
「東古郡幸燈明神(ひがしふるごおりこうとうみょうじん)」との記載が、
また『甲斐国誌』には「大宮牛倉明神」との記載があり、いずれも牛倉神社を指すことから、たいへん歴史のある神社といえます。

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およそ1350坪の境内には、「撫牛」と呼ばれるtaurus牛の像が奉納されており、案内碑には

「古来から牛は多産豊饒の神の使いとして、撫でることにより吉事を招く」

ということが書かれています。

地元では、自分の痛いところや悪いところを撫でてから、撫牛を撫でると、たちどころに良くなると伝えられていますhappy01

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毎年9月4日から6日にかけて開催される牛倉神社の例大祭は、富士吉田の「吉田の火祭り」、
都留の「八朔祭り」とともに郡内三大祭りとして知られ、須佐乃男命など、maple秋の実りをもたらしてくれる農耕の五神に感謝を捧げる祭です。

4日には数十基の御輿が街を練り歩き、5日には新町と本町の山車が出て祭囃子が行われます。

この祭囃子は、屋台囃子や神田丸囃子などのいくつかの囃子が、笛や金物、太鼓などにより演じられるものです。上野原市の無形文化財にも指定されていて、特に2台の山車が対面する時は、それぞれの演技を競い合う光景が一緒に見られることから人気が高く、祭りが最高潮を迎えます。



さて、上野原といえば「酒まんじゅう」も有名ですよね?
牛倉神社の例大祭が行われる国道20号線沿いにも、酒まんじゅうを売る店が多くみられます。

かつては祭など、人々が集まるときには必ず作られたといわれる郷土料理。小麦粉に発酵した麹からつくった酒を混ぜ、しばらくねかせて置くと独特の風味が醸しだされます。
この地域はご長寿の方が多いですよね・・・この「酒まんじゅう」も長寿の秘訣のひとつなのかもしれません。


また、この郷土料理の「酒まんじゅう」を作る体験が、山梨県立ゆずりはら青少年自然の里でできるんです。
酒まんじゅうを作り以外にも、竹細工や木のキーホルダーなど、ハンドクラフト体験もできます。

詳しくは、山梨県立ゆずりはら青少年自然の里のHPをご覧ください。


「山梨県立ゆずりはら青少年自然の里」のホームページはこちらです。



この週末、酒まんじゅうを片手に、牛倉神社の例大祭に出かけてみてはいかがでしょうか?

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中央道からみた牛倉神社。何かに見えますか? 宇宙戦艦?

2019年4月

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