きょうのインデックスは・・・「ゴールデンベリー」
7月9日と10日、東京・浅草では、「四万六千日」と呼ばれる縁日が開催され、たいへん賑わいます。
この2日間のいずれかに観音様に参拝すると、なんと!4万6千日参拝したのと同じ御利益があると、言い伝えられています。
毎日お参りしたとして、126年分の計算に・・・
そしてこの2日間、境内には「ほおずき」の露店が軒を連ねます。そうです、浅草の「ほおずき市」が開催されます。鮮やかな「青ほおずき」が夏の訪れを伝えてくれますよね。
さて、そこで今日のインデックスの「ゴールデンベリー」。
実は、「ほおずき」の一種で、なんと食用の品種なんです!
「ほおずき」と言えば主に観賞用ですよね。
色は、その名の通り「ゴールデン=黄金色」。大きさはちょっと大きめのプチトマトくらいです。
「これがゴールデンベリー」
このゴールデンベリーを栽培しているのが、南アルプス市の深澤文隆さんら
「南アルプス食用ほおずき生産組合」の皆さん。
「ハウスのほおずき畑」
深澤さんは、10年ほど前から試作や研究を重ね、数年前から栽培も軌道に乗り、商品として出荷していますが、栽培技術を確率するまでは、肥料の加減や病害虫の駆除など、県総合農業技術センターとともに乗り越えた苦労があったということです。
「緑色のほおずきが、だんだん黄金色に」
味の特徴は、柑橘類やスモモ・ウメなどの核果類に似た味で、糖度も13~15度と高く、もちろんそのまま食べても美味しいですし、ジャムなどにも加工されています。
そのままを食べると・・・
「甘いフルーツトマトの様な感じで、最後に柑橘系の香りがさわやかで美味しい!」
(石河アナの感想)
生産組合では、現在のところ、ハウス内での農薬は使用せず、害虫駆除にはデンプン粉に水を混ぜたものを使用し、露地物についても、低農薬を心がけているそうです。
「露地のほおずき畑」
高級食材として人気があり、県内の有名レストランや、都内の高級レストラン、人気洋菓子店などに出荷されています。レストランでは「ソース」などに使われているそうです・・・美味しそう!
生食用は、7月末から8月末くらいまでの間、南アルプス市徳永にある「ハッピーパーク」で、販売されます。
※お求めの際は、入荷状況を電話での確認をお願いします。
ジャムはハッピーパークや、県内の農産物直売所の一部で販売されています。
この南アルプスの食用ほおずき、ゴールデンベリーは、
愛を結ぶ実と書いて「愛結実(アイユーミ)」と名付けられています。
これを食べる、皆さんの愛も結んでくれるかも?
山梨の新しい夏の味。ぜひご賞味ください。