今日のインデックスは・・・「日照時間 日本一!」
6月21日は「夏至」でしたね。
夏至は、二十四節季の一つで、太陽の高度が最も高くなり、北半球では、一年の中で昼間の最も長くなる日です。
日焼けの気になる時期でもありますね~注意してくださいね!
日本の中でも日照時間がトップクラスの山梨県。
特に、ヒマワリ畑が有名な北杜市明野町の日照時間は日本一!
この地域の日照時間が「日本一」であることが全国に知られるようになったのは、地元の
北杜市立明野中学校の「気象観測委員会」による観測活動がきっかけだったんです!
明野中学校「気象観測委員会」は1980年(=昭和55年)8月の発足以来、生徒が毎日の気温や雨量、日照時間などを記録しています。
委員会が発足した翌年(1981年1月~12月)の年間日照時間は2939.5時間を観測。(一日平均すると、8時間以上です!) 気象庁の観測データによると、その年日本一の南鳥島の記録をおよそ5時間上回っていたんです。
観測を始めてから現在までの明野の年間平均値は2595時間!
理科年表によると、1971年~2000年の平均値で、日本一の高知県・清水は2202.3時間ですので、明野は、それをはるかに上回っています。(ちなみに甲府は2128.7時間 全国5位)
生徒たちの長年の努力によって、“日照時間日本一の明野”と実証しました。
現在、百葉箱は自動観測機器に変わったものの、今年度も13人の生徒が観測を続けているそうです。
でも、なぜ、晴れ間が多いのでしょうか?
この地域では古くから「茅ヶ岳には雲がかからない」という言い伝えがあるほど、晴天率が高かったようです。
これは明野の地形が原因のようで、明野の一番低い所を、北から東南にかけて塩川が流れていて、一年を通じて川沿いに風が吹き、上昇気流が起こりにくく、そのため茅ヶ岳に雲がかからなく、太陽の光が降り注ぐことになるためと言われています。
山梨県では、『地球に優しく、自然の息吹とともに暮らす』。という想いを実現するため、太陽光などの自然エネルギーを積極的に活用して、温室効果ガスの排出量を削減し、森林整備による二酸化炭素の吸収などで、CO2排出量と吸収量が均衡する「CO2ゼロやまなし」の実現に向けて行動しています。
この中でも東京電力と共同で整備を進めている、甲府市の米倉山(こめくらやま)のソーラー発電所は、内陸部では国内最大規模のメガソーラー発電所!完成すれば、一般家庭3400軒分相当の電力を発電できるそうなんです!
現在、2012年1月の営業運転開始を目指して準備が進められています。
日照時間に恵まれた山梨・そしてソーラー王国の山梨のシンボル的な存在になりそうですね!
また、一般家庭で、ソーラー発電設備を設置する場合には補助制度もあります。
詳しくは県・環境創造課のHPをご覧ください。
県・環境創造課のホームページはこちらです!
太陽の恵みを存分に生かして、みんなで「CO2ゼロ」のやまなしを目指しましょう!