今日のインデックスは・・・「花の百名山」
日本には様々な「百選」がありますが、今回ご紹介するのは 「花の百名山」です。
山と花をこよなく愛し、日本中の山々を登った作家・田中澄江さんが、昭和56年に発表した
エッセイ「花の百名山」(文藝春秋)。
花が美しく咲く山々を紹介しているこのエッセイには、山梨では県境も含めて6箇所の山と、その当時出会った草花が紹介されています。
その一つが「国師ヶ岳」。
ここではサクラソウ科の「クモイコザクラ」が紹介されています。
田中さんが子供の頃から憧れていた山で、シャクナゲの群生する山道を登って頂上に着いたときの思い出。またその道中で、「クモイコザクラ」であろう、薄紅色の小さな花を見つけた喜びなどが綴られています。
このほかに「花の百名山」の中で、山梨は、
石割山の「オオバギボウシ」
金峰山(きんぷさん)の「アズマシャクナゲ」
仙丈岳(せんじょうだけ)「シナノナデシコ」
などが登場しています。
近年、山の草花が鹿の食害によって少なくなっていると伺いますが、そんな中、キレイな花を見つけた時の喜びはひとしおでしょうね
「植物図鑑」を片手に山歩きを楽しむのもいいかもしれません。
↓「富士の国やまなし観光ネット」で山梨の山などが紹介されています。
http://www.yamanashi-kankou.jp/nature/index.html
四方を山に囲まれ、緑の眩しい季節を迎える山梨。
森林は、水を蓄える機能をはじめ、二酸化炭素=CO2を吸収したり、生態系を維持したりと、いろいろな機能をもっています。
そんな森林を守るため、山梨県では、毎年、4、5月を「県土緑化強調期間」として、緑豊かな県土づくりを進めています。
この機会に森林について考えてみませんか?
貴重な緑の財産を、次の世代に引き継いでいくことも私たちの使命です。
山火事で大切な森林を失うことがないよう気をつけましょう。
たき火・野焼きのときには完全に消火したことを確認。 またたばこは、必ず消して持ち帰ってくださいね。
いよいよゴールデン・ウイークです。登山やトレッキング、山菜取りなどで山に入る機会が増えると思いますが、ぜひ、「火災予防」に努めていただきたいと思います。